2016年05月03日

しばらくお休みをいただきます

 6月の上旬まで一か月間、ブログ休ませていただきます。
といいますのは、パリへの撮影行です。
 今回はセーヌ川河口にある古い港町オンフルールや、アルザスのコルマールなども被写体として
訪れてこようかと考えています。
 オペラはバスティーユで、椿姫の新演出です。
 一か月間、パリのペントハウスで、映像作品のいまをテーマに、レンズと格闘してきます。帰国しだいブログは再開する予定ですので、ふたたびご覧いただけると幸いです。
 ようやく白樺のみどりが芽吹いて美しい軽井沢の春と、しばしのお別れです。
posted by Kazuhiko Hoshino at 14:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

井上洋介さんと真樹ちゃんと 猫なかよし

EPSON001.JPG

 つきよに まくらと ぼく なかよし
 不思議な太いタッチの絵本が送られてきた。  井上洋介さんの遺作絵本である。
 昭和6年3月7日生まれとあるから、ほとんど同世代だ。 画家でありながら、漫画、タブロー、絵本、その他あらゆるジャンルの仕事をした。
 筆者の記憶のなかでは、パリから戻ってまもなく遭遇した「箱類図鑑」の印象が強烈に残っている。その箱のなかにはいろいろなものが入っていた。変なおじさんから太っちょの女のひと、お尻やら生首やらヌードの女体などなど、ナンセンスにして奇想天外な世界、1枚1枚から強烈な刺激をうけた。箱はまま涎もたらした。
 同時代の池田竜雄さんや、横尾忠則、山藤章二さんらに共通する黒い人間観に満ち溢れていた。この作品は後に久里洋二らによってアニメ化され、音声はオノ・ヨーコがふきこんだ。
 が井上洋介さんとは交流はない。友達だったのは洋介さんのお嬢さん、井上真樹さんだ。
 彼女は文章をたしなみ、オートバイを駆使して日本中を走り回る女性だった。30年も前の青山通りのマドンナ、アオヤマ・アイドルズの統領だったこともある。普段はおとなしい品性のある女性なのだが、たまにタガが外れると、とんでもないことになる。まぎれもなく井上洋介さんの娘にふさわしい。
 その井上真樹さんが、父の死に直面してお葬式は勿論のこと、偲ぶ会やら納骨やら、人並みの法事を勤めているのが、なんともいじらしい。父も娘も愛してやまなかつたのは10数匹の猫ちゃんだつた。
posted by Kazuhiko Hoshino at 12:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする