2017年09月28日

富岡八幡は江戸っ子のものだ

富岡八幡は江戸っ子のものだ

 深川の八幡様といえば、江戸っ子の拠り所「富岡八幡宮」と決まっている。
 赤坂山王さんと神田明神、合わせて江戸三大祭りともいうが、三代つづいた江戸っ子にとっては、深川の八幡様はもっとも身近な八幡様だ。
 国技である江戸勧進相撲は富岡八幡の境内からはじまった。100年にわたって勧進相撲がこの地で開かれ、のちに両国回向院に移った。それ故、歴代の横綱碑も、大関碑もすべて深川八幡の境内にある。力持碑、木場の角乗碑など、江戸っ子の自慢はみなこの富岡八幡に集まっている。

 三年に一度の本祭りでは、130台の大神輿がでて沿道の水を浴びながらの壮大なお練りとなる。若衆が江戸百町の大提灯をかかげ、宮中に大回向を敢行したこともある江戸最大のまつり。一宮の黄金神輿には30カラットのダイヤモンド、2010個のルビー、純金24キログラム、プラチナ、銀、無数の宝石類がつかわれた名実ともの日本一の神輿だし、二宮の神輿すら鳳凰の眼には5カラットのダイヤが入っている。
 江戸っ子の心意気がそのまま神輿に具現化している。

 その富岡八幡がいま神社本庁から脱退し、独立しようという騒動になっている。先代宮司が病身だつたため、長男の娘が宮司代行をしてきたが、たびたび宮司の申請をだしても神社本庁が許可しないので、とうとう独立を図ったという経緯のようだ。
 神社本庁は神道の本局として、祭事、広報、改修補助、宮司任命についての責任を負っているのだが、宮司の女系は基本的にみとめていない。
 このことは女性天皇や女性宮家にも共通することだが、一旦女性宮司をみとめてしまえば、血統の正統性が失われ、結局は滅びてしまうという危機感からきている。婿に来る男性には制限をつけることができず、極端にいえば犯罪者や渡来人が入り込んでしまうことすら、可能になるという現実からきている。
 左翼系メディアによる女系宮家の創設推進論も、男女同権の美名に隠れた国体破壊の思想が隠されていると、読まれているのだ。富岡八幡の神社本庁脱退の動きも、近い将来に必ず禍根を残すだろう。
 深川の八幡様は、宮司個人のものではなく、江戸っ子すべての魂のよりどころなのだから。


posted by Kazuhiko Hoshino at 21:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする