2017年10月15日

メード・イン・ジャパンの崩壊

メード・イン・ジャパンの崩壊
 データ改ざん、最近の嘘だらけは余りにもひどい。いつからこんな国になってしまったのか、情けない限りだ。かってこの国は、正直で礼儀正しい国と世界中から認識されていた。戦争に負け、アメリカこそ自由と平等の理想の国と思い込んだあたりから、嘘も方便の植民地になりさがったのかもしれない。

 タカタのエアバックデータ偽装は、一気に日本の部品メーカーの信用を落とした。世界中のエアバック供給国から訴訟され、市場はヨーロッパに奪われてしまった。
 三菱自動車の燃費データ偽装がばれ、三菱グループすべてから厄介者扱いをうけ、つまるところ日産に吸収されたのは、ついこの間のこと。
 その日産がまた嘘でかためていた。自動車の最終検査員をここ何年にもわたって検査資格のない一般工員にやらせていたというのだ。舶来のゴーン社長のもと、コストカットこそ最上の自動車製造とばかり、メーカー本来の厳しい製品管理がよこにおかれていたのだろう。
 「ヤッチャエ!ニッサン」 と上から目線のCMが流れ始めたあたりから、ユーザーと向かい合うメーカーのポジションを忘れ、宣伝テクニックに傾斜した危うさが見えはじめていた。

 そして名門神戸製鋼の製品データ偽装、データ改竄が表面化した。影響は限りなく大きい。自動車産業のすべて、新幹線のすべて、航空機産業のすべて、電気産業のすべて、ほとんどあらゆるジャンルに鉄やアルミは供給されていする。日本ばかりではない。世界中に取引先をもつ日本を代表するメーカーなのだ。納期や規格要求の厳しさにたえきれず、データ改竄にはしったと言い訳しているが、メーカーとしてのプライドもモラルも失って、金儲け一辺倒の会社に成り下がっていたのだ。
 日本一の電気メーカー東芝も何年かにわたる決算不正で解体の危機にある。シャープはもはや台湾企業になってしまった。経団連はいまこそ「企業モラルのルネッサンス」に声を揚げるべきだろう。

 「メード・イン・ジャパン」の崩壊、危機が迫っている。働き方改革などと念仏を唱えている時間はない。
産業界に性善説は通用しない。性悪説にたって産業界の総点検をしなければ、日本の財界に明日はない。
posted by Kazuhiko Hoshino at 21:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする