2018年04月05日

「競争入札」というナンセンス

「競争入札」というナンセンス

 悪名高かった日本年金機構が心を入れ替えて、いろいろと工夫している。
「一般競争入札」とやらで情報入力の作業を公募した。さる情報処理会社は落札したのだが人手が足りない。年金機構の情報処理には800人のスタッフが必要だが、百数十人しか集まらなかった。仕方なく中国系の業者に再下請けに出した。そこで501万人分の情報流失が問題になった。

 東京大阪を一時間で結ぶ夢の超特急の工事がすすんでいる。工事担当の「競争入札」があった。請け負った四つの建設会社の担当者が次々と逮捕されている。請負会社同士で談合があったというのだ。秘かに大手四社が集まり、赤字にならないで済む工事代金と工区の調整をしたというのだ。

 軽井沢では、道の駅に相当する設備をつくった。近隣町村の道の駅にくらべたら、遥かに立派でモダーンな道の駅だ。ところが運営の段取りになって「一般競争入札」である。
 結果はるか八ヶ岳のふもとの村の業者が落札した。入れ物は軽井沢町の税金でつくったが、運営仕入れのノウハウはどこかの村にいってしまった。町では「入札」の結果だからというが、何処かがへんだ。

 長野県に限らず限界集落と言われている過疎の村が多い。南信の山間の村にはなんの産業もない。がその村には建設業を営む二つの会社があった。学校建築にあたって「入札」ということになった。落札した会社に落ちた会社の作業員全員が移動して建設をやるという。これでも「競争入札」だからと、村役場は胸をはっている。

 ここで問題なのは、「入札」という制度である。に入札であればすべて良しとするオバカな考え方がまかり通っている。オンブズマンなどの活動をしている人々は、なにかにつけて公正か、忖度はないか、というが、もうひとつ上の賢明な解決策があるのではなかろうか。
 「競争入札」という愚行についてもうそろそろ改革してもいいのではなかろうか。
posted by Kazuhiko Hoshino at 09:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする