2018年04月06日

炊き立てご飯か、チンゴハンか、

炊き立てご飯か、チンゴハンか、 炊き立てご飯か、チンゴハンか、

 炊き立てのご飯の美味しさは、日本人にしか判らない。
 今世界中に広がっている寿司でも、めしの炊き方が悪いため、どうしても美味い寿司ができない、という現実がある。戦後、初めての電気炊飯器が東芝によって開発されてから半世紀、数千種類の炊飯器が作られてきた。みな米の美味さを再現することに心をくだいたきた。それでもいまだに土釜風とか、ダイヤモンド釜とか、毎年のように新しい試みが家電メーカーから発表される。
 料理や、寿司屋など専門店にとって、めしの美味い不味いは重要なことなので、うちでは昔ながらの釜炊きごはんです、とか一辺淘の土鍋で炊いていますとか、店の真ん中に竈をしつらえて飯炊きの様式をキャッチにした料理屋さんが増えている。

 21世紀になって女性の職場進出があたりまえとなり、家事にかけられる時間が眼に見えて少なくなってきた。食事準備のなかでもっとも多くの時間を要するお米を炊く時間が窮屈になってきたのだ。その間隙をついて登場したのが、「サトウのごはん」通称チンゴハン一族である。「サトウのごはん」も努力を重ね、全国各地の銘柄米をチンゴハンにしてきた。魚沼産ササニシキは当たり前、北海道のななつぼし、山形のつや姫など、竈炊きに優るとも劣らないチンゴハンを開発してきた。
 働く女性の味方として、「サトウのごはん」はますます業績を伸ばしている。

 事務所のランチもカレーの時は、「サトウのごはん」のつや姫に人気がある。つや姫のチンゴハンと、レトルトのチンカレーと、酒悦のらっきょうに福神漬があれば、それで充分、下手な幕の内やらお弁当よりはるかに美味しいと満足なのだ。

 昨年、名門サーモスが「ごはんの炊ける弁当箱」を発売した。指定容器に水とお米を入れ、500ワット8分加熱ののち保温ケースにセット、30分たてば美味しい炊き立てご飯が食べられる、「シアワセのごはんが炊ける弁当箱」である。

 炊き立てご飯とチンゴハンの最終戦争が始まった。


posted by Kazuhiko Hoshino at 13:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする