2018年04月20日

日本酒の女性化うんどう

日本酒の女性化うんどう

 日本酒業界は、「親爺臭い」といわれて幾久しい。
ワインに押され、焼酎に押されて、地方の名門造り酒屋はみな気息奄々であるらしい。ブランド化を推し進めたり、海外進出を計ったり、いろいろな手を打って経営の立て直しを計っている。

 なかでも日本酒の再興は、女性における愛好者の開拓以外にはない、と断言する関係者が多い。

 「親爺臭さ」から脱皮するためには、パッケージを含めて生産のすべての段階から、旧来のシステムを追い出し、マーケティングをベースに宣伝方法の革新を計らねばならない。
 聞くところによれば地酒造りは、ある種のギルドに支配され、瓶ひとつままならなかった時代があったそうだ。いわゆる一升瓶というあの無粋な瓶を使用しなければ、お酒の流通に乗ることが不可能だった時代があったという。

 シャンパン風な瓶にいれたい、ナポレオン型の瓶がおしゃれでいいと思っても出来なかったとは、なんぞや。それがようやくここへ来て可能になった。遅きに失したといわれるが、業界全体の危機感がすべてを可能にしたのだろう。

 女性向けというコンセプトから、フルーティな日本酒造りも全国各地で進んでいる。なかにはヒアルロン酸コラーゲン入りの美人になるお酒まであってびっくりする。女性が手にして飲んでもらえる、その一点に戦略を練ってつぎつぎと登場しているが日本酒新酒マーケットなのだ。

 春の宴、お花見やピクニックにぴったりというので、カップ酒にも工夫がつまっている。
 東郷青児の甘いイラストは、大分薫長酒造の上撰ワンカップ、岐阜御代桜の純米カップは、上野のパンダ、伊万里焼・有田焼・古伊万里・鍋島・柿右衛門の染付全五種は、古伊万里酒造のNOMANNE、さらにびっくりは白熱電球型の瓶に入った和歌山高垣酒造のでんきゅうの酒てんきゅう、実際にソケットに入るというから脱帽なのだ。それでも電球はつきません。
posted by Kazuhiko Hoshino at 18:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする