2018年10月05日

慶祝国慶節・イン・軽井沢

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 軽井沢には巨大なアウトレットがある。
 中山道由来の軽井沢よりも、この軽井沢プリンス・ショッピング・プラザのほうが軽井沢の顔になってしまった今日この頃だ。都会から友人がくると、女子供はまずこのアウトレットに行きたがる。明治以来の宿場の遺跡や、沢山ある文学碑、数々の美術館よりも、まず行きたがるのがアウトレットだ。こんな物欲まみれの日本人を育てたのは……などと云うとウザイと反発され、故なく嫌われるので、いってらっしゃいと笑顔で送り出す。

 となりのホテルに所要があり、時間の都合でアウトレットを覗いて驚いた。
 そこは日本ではなく中国だった。いかにも中国風な花飾りに巨大な慶祝国慶節のモニュマンが鎮座している。はてここは横浜中華街かと錯覚した。いやアウトレットは中国資本に売られてしまったのかと一瞬不安がよぎった。中国人の観光客が大声でわめきながら記念写真の撮影大会をしている。ショップでも国慶節の祝いやら、国慶節の割引が掲げられている。中国版大型連休をあてこんで、共産党万歳のモニュマンを飾っているのだ。

 日本でありながら、にほんの祝日に幟をたてたり、花飾りをしている光景を軽井沢ではついぞみたことがない。
 たまに駅にある飾りは、G7まであと何日と表示するカウントダウン・ボードやら、カーリングが勝ったとか、国の祝日を祝うという意識はまつたくない。
 さきの戦争で負けるまでは、どこの家でも祝日には国旗をだし赤飯を炊いたものだが、敗戦とともに国旗を忘れ、国家の祝日はただのイベントデーのごとく片隅においやられてしまった。反日日本人の左翼の罠に落ちてしまったのが、こんにちの日本人の実態なのだ。自分が生まれ暮らしている国を、愛することを忘れた悲しい日本人が圧倒的に多くなった。

 アウトレットの巨大な慶祝国慶節は商人たちのさもしい根性、毛沢東の国慶節を祝ってもいいが、その目的は金儲け、共産革命を祝う気持ちなどすこしも無いのに旅人の懐をねらう、かっての軽井沢宿飯盛り女にも似た悲しいゼニゲバぶりである。
posted by Kazuhiko Hoshino at 12:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする