2018年10月29日

丸山公楓の自由花パフォーマンス

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 ファツション・モデルと一概にいうが、モデルにもいろいろある。
 雑誌専門つまり写真のためのモデル、そしてメーカー専門のモデル、これはメーカーに洋服を仕入れにくるバイヤーのためのモデル、ここでは標準サイズのモデルが多用される。そしてオートクチュールのコレクションモデルである。ステージ映えのする大型モデルが珍重される。一般人はモデルと呼んでまとめるが、それぞれのタイプによって姿カタチのみならず、人格、脳みそまでいろいろなのだ。
 雑誌専門それもファッション誌ではない月刊誌相手だと、顔、胸、尻ときてその後ようやくファッションなので、モデルたちは特定のスタッフや編集者たちの世界にどっぷりで、どうしても視野がせまくなる。コレクションモデルは、すべてに寸法優先でひときわ大きい女達なので、優越感も劣等感も半端ない。いつまでもモデル臭がついてまわる。そこへいくとメーカーのサンプル・モデルを経験したモデルは、ノリシロが広い。メーカーの服への心ずかいから、バイヤーの表情のよみとりとコミュニケーション能力と目の前での着こなしのセンスが問われる。

 そのノリシロから人材が生まれている。女優に転じた人、ブランド・ショップの店長になっている人、茶道教授の人、レストラン経営者、デザイナー、舞踊家、スタイリスト、サロン経営者、そして健康食品オーナー、華道家とモデル出身者も多士済々である。

 華道家として第一線で活躍しているのが、むかしモデルの丸山公楓さんだ。モデルの頃は可愛くて品のある無類に真面目なモデルだった。
 公楓さんは今龍生派の幹部として東奔西走している。草月会、小原流等とは仕事での付き合いもあり、流派の思想についてもいくらかは判ったつもりだが、龍生派は判らない。なにはともあれ渋谷東急本店のファサードで、活け込みのパフォーマンスをやるというので、うかがった。

 初代家元は初め池坊を学んでいたが、出生重視に反発して新しく龍生派を立ち上げたという。龍生とは不思議な名と、ググったら岡崎龍ケ城に因んで付けられた名前と納得した。立華生花とともに自由花では建築などともコラボして創作しているとあり、期待はふくらんだ。
 ナンヨウスギの投げ入れに始まり、白柳の枝をかけ。さらに大きなケシの花を咲かせ、ユリの花で終わったと思ったら、上下から金銀のテープが舞って終わった。
 無味乾燥なデパードの壁面に命がやどったような作品だった。騒がしいだけのシブヤでこうしたパフォーマンスが開かれるのは大賛成。ただし前座のモノマネ芸人は意味不明だった。
posted by Kazuhiko Hoshino at 16:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする