2019年07月19日

シースルーの暮しは出来ますか

glamping_banner.jpg

 ニューウェーブ・キャンプに行こう、とアジッテ透明なドーム型ホテルが乗っていた。
 場所は那須の御用邸近く、森の中に存在する。サイズは7.8メートルの直径がある半円形の透明ドーム型コテッジだ。「滴るような緑の森と青い空も素晴らしいが、圧巻はベットに横たわったまま眺める星空……」とマネージャーはいっているが、透明ドームのなかのベットは外から丸見えである。プライバシー・ゼロのホテルというのも珍しい。

 余程の露出願望のある人か、羞恥心をうしなった老人しか、このコテッジには泊まれない。24時間の日常行動すべてを他人の眼にさらして初めてここに泊まる意味があるわけだから。それでも近頃は、SNS映えとか、自己承認要求とか、不思議な人々が次々と登場するから、こうした大胆なモクロミも成功するのかもしれない。

 経験則にもとずいていえば、夜の透明ドームで灯りをつけたら、あっというまに森中の虫が集まってくる。ドームは虫でいっぱいの黒い球体になる。虫越しの星空もいいかもしれないが、一匹の蛾に大騒ぎするいまどきの女子達は絶対に入れない。そのうえドームの周りにヘビなどやってきてドクロをまいていたらどうするのか、興味はつきない。ホテルのスタッフは一晩中ドームに張り付いて監視していなければならない。

 メディアでは、自然をしらないナチュラリストが登場して、降りそそぐ太陽とホシのひかりを体験しましょう、と笑顔をふりまいていた。
posted by Kazuhiko Hoshino at 10:54| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする