
異常性格者による「あおり運転」、高齢者による「逆走運転」、酔っ払いの「人身事故」、若者の「暴走運転」、数え上げたらキリのない自動車事故が、メディアに取り上げられている。
30年程前ニュースのない時のヒマネタは、ファッションだった。スカートが短くなったとか、長くなったとか、人の命にはかかわりのないニュースを業界ではヒマネタといっていた。今のヒマネタは、自動車事故であり、人身事故になっている。毎日ミステリーなど、殺人ドラマをみていると、それだけ人の命はかるくなり、命の生き死がヒマネタになってしまった。
クルマは間もなく免許証がいらなくなる。我々高齢者は待ち望んでいるが、恐らくその恩恵を受けることなく朽ち果てるのだろう。
運転はクルマが自動でしてくれるのたから、当然免許証はいらなくなるし、あの面倒くさい免許更新もなくなる筈だ。
日本では2025を目標に完全自動化運転を目指している。現在のレベル4高度自動運転ではまだまだ条件を充たしてない。極限環境には対応できないからだ。雷雨、大雨、大雪、あられ、台風、極低温、極高温ではお手上げになってしまう。レベル5に達したらすべて解決する、といっている。
レーダー、LIDAR、GPS、カメラで環境を認識して運転するのが、完全自動運転なのだが、ソフトウェアへの信頼度がいまいちだし、不正アクセスして危険を作り出すマニュアもいる、爆薬をのせた自動車両なら、テロにもってこいだし、武器として戦争に使える。
中国のように巨大なサイバー部隊があれば、ただちに標準装備にするだろうが、はたして日本の防衛庁はどんな方針をうちだすやら。
信州のような山岳県で巧く作動するのだろうか。トンネルや山影では、ラジオも電話もつながらなくなるのに、クルマの運転デンパだけが、正しくつながるという現実がどうしても想像できない。