2019年08月05日

イワナもヤマメも死んだ

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 犯人は太陽光発電である。
「日本の未来に貢献する」とはなやかに打ち出した太陽光発電、建売の新築の屋根にのせて、電気代がやすくなりますとチラシ営業している頃はまだしも、大手企業が金儲けを企んで、全国の山林に眼をつけて事業展開をするようになると、問題が次々と噴出してきた。
 福島原発事故のあと、当分使用不能になった山林は、業者の高値につられてあちこちが太陽光発電所になった。

 太陽光発電を始めれば、荒廃した山を宝の山に変えられます。キャッチフレーズに乗った地元民が見た夢が、あっという間にかわってしまった十王川、毎年春にイワナやヤマメを放流して釣り客を誘致、200人の組合員は日釣り券の売上げで生活のたしにしてきた。
 ところが川に放った小魚たちが一匹残らず死んでしまったのだ。稚魚たちはエラに工事の土砂がつまって窒息死してしまった。
 粘土質の泥で川は死に、田圃にも土砂が流れこんで、農民の生活は一変、施工主の京セラから120万円の補償が漁協に支払われただけで、なしのつぶて。

 県の指導では、山林を伐採すると山の保水力がなくなるので、まず調整池を作れ、ということだったが施工主は無視、出た泥水をそのまま川にながすという暴挙にでた。業者は経験にとぼしく、目先のソロバンだけがたよりのフロント企業だった。

 再生可能エネルギーという言葉に浮かされる前に、工事の安全性や自然破壊について考えねばならない。
 軽井沢発地の山の上にも何万坪かの太陽光発電所があるが、当時のキャッチ・フレーズに踊らされ賛成した町議会、あとになって困ったことにならなければいいが、少々心配である。
posted by Kazuhiko Hoshino at 10:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする