2019年09月07日

売れない薬・売れる薬の政治事情

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 「ファイト一発! リポビタンA」「湧き上がる元気! ニンニクの力」「今、その疲れに速攻一本! ユンケル黄帝液」そうしたテレビCMがあふれていた時代があった。がいつのまにかそうしたガンバレCMは、テレビという舞台から姿を消した。
 売上げを減らしたベスト・1とベスト・4がドリンク剤、ミニドリンク剤だそうだ。胃腸薬も売上減のワースト2にはいっている。
そして売上減の第五位は、ビタミンE 剤だという。これだけで販売総額は約1800億円に達する。
 市場規模1兆円のうちの2000億だから馬鹿にならない。

 日本人は頑張らなくなった。働かなくなった、その結果がここにでている。安倍内閣の働き方改革がみごとに大衆薬の販売実績に反映されている。財布もだいぶ軽くなって暴飲暴食もしなくなったので、胃腸薬も売れなくなった。

 売上げを伸ばしてる大衆薬もある。第一位は漢方薬、メタボのための「ナイシトール」など、名前が西洋渡りのイメージなので漢方薬だということを見逃す。富山の製薬メーカーは、圧倒的に漢方薬なのだが、ちかごろは皆オシャレなカタカナ文字の名前にしているため一般人にはわからない。
 二位が目薬、三位が鼻炎治療薬というから、花粉症の被害が如何に多いかということだ。半世紀前農林省の役人の無知に始まった植林が今日の花粉症ブームをもたらした。
 ヨーロッパのように花粉の少ない杉を植えておけば、こんにちのような悲惨なことにはならなかった筈が、目先の簡便さにひっぱられて植林した結果が、こんにちの花粉症王国をつくりだした。

 薬の情報は日経新聞・塚越慎哉さんに伺ったのだが、スイッチOTCのこと、或いはセルフ・メディケーションのこと、この国の医療行政にはまだまだ深い闇があるような気がした。

posted by Kazuhiko Hoshino at 17:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする