2019年10月01日

なべおさみという祈祷師

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 芸能人ほど弱いものはない。ある日仕事がなくなれば、即座に路頭に迷う。
 ましてや病気でも患えば、とんでもないことになる。大手プロダクションに所属していれば、保険にはいっているが、弱小プロダクションでは保険など夢のまた夢なのだ。
 収入はなくなる保険もない、突然に癌になった。途方にくれた芸能人を何人か知っている。

 そうした現実につけこんだ祈祷師のひとりが「なべおさみ」である。
「病巣に存在している悪いものを、一度私の体に移動させて、それを私が滅してしまう」彼の自書本に書かれていることだ。気を送るとか、施術、などと称して、怪しげな民間療法を施す。
 王貞治さんを救ったとか、田岡組組長の倅をすくったとか、政治家の名前などを武器にたくみに自己宣伝をする。小林麻央を引っ張り込み、結果治療遅れで死なしてしまったことなど、全く反省せず「私の治療は50パーセントです。半分は天が許してくれないのです」なかなか立派な言訳が用意されている。

 なべおさみは今競泳の池江璃花子にからんでいる。折角19歳の天才少女が闘病をつづけているのに、途中から奇妙な民間療法に憑りつかれては、と心配に襲われる。
 なべおさみ等という三流芸能人のオカルト療法は、追放しなければならない。
posted by Kazuhiko Hoshino at 11:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀座の賑わいは文化の賑わい

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 日本一の旦那衆の温習会が今年も無事開かれた。
 銀座くらま会が95回を迎え、新橋演舞場は着物姿の客に溢れた。日本の真ん中にある東京銀座の旦那衆が年に一度の温習会、日本中の商店街から活力が失せても、東京銀座だけは世界の銀座として活気を持ち続けて欲しいという願いもある。
 江戸っ子にとって、銀座の柳のむかしからカタカナと英語の銀座まで、変わらぬ座標軸なのだ。

 中央通りのコマツ・ストアー小坂敬さんは一中節で「花の段」を、資生堂一族の福原有一さんは小唄で「移り香、お互いに、夏景色」、ゴルフ会員権の先駆け桜ゴルフの佐川八重子さんは「ほたる茶屋」、落ち着いた銀座の夜を演出する名門クラブの鮎川壽枝さんは清元の「助六」と先代翠扇作詞の「かまわぬ」を、新橋花街の元締金田中の岡副真吾さんは「都見物左衛門」を、そして仁科恵敏さんは合奏曲「虫の音の手事」をと、それぞれ自慢の腕を披露した。次代若手のからす天狗もおおいに張り切って「さわぎ」の楽しさを盛り上げた。

 毎回後半の立方を務める新ばしの芸妓衆もご苦労様である。きみ鶴、喜美勇、喜美弥、加津代、あや、千代加、のりえ、民、秀千代、ぼたん、たまきの皆さん、花柳やら西川のお稽古にご苦労様なこと。

 鳴物には人間国宝の藤舎名生師も出演し、豪華な裏をつとめていた。さすが銀座くらま会と多いに楽しませていただいた。
 銀座に数多の海外ブランドができても、この伝統的な温習会には手も足もでない。
posted by Kazuhiko Hoshino at 11:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする