2019年10月14日

ラグビーの異常人気

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 高校最後の冬、体操の時間に突然ラグビー場に集まれという指令がでた。
 まだラガー・シャツもなく、半袖シャツと短パン、シューズはラグビーの部室に先輩たちが履いた履き古しがあるので、その中から適当に選んで履いてこい、という指令だった。

 これから初めてで最後のラグビーをやる。ラグビーはイギリスのラクビー校やイートン校で始まったスポーツだから、そのつもりでやるように。よく判らなかったが、スクラムの組み方と遮二無二ボールを抱いて走れ、と言われたこと、前にボールを投げてはいかんと教えられた。

 スポーツは大嫌いだったが、その日は妙に気分爽快で風の鳴るのも心地よかった。FWをつとめるほどの逞しさにはかけていたが、すべてを経験しろという命令でまずスクラムを組まされた。奥歯がなるほど押せと気合をいれられたが、奥歯どころか前歯もならなかった。がこの時初めて組んだスクラムは、高校生活のなかで最高の思い出、みんなで組んだスクラムが級友という響きと一体化して忘れ難い思い出になった。偶然にボールが飛んできて無茶苦茶に走ったのもいい経験になり、やればできるかもしれないという無意味な自信につながった。

 いまラグビーが異常に盛り上がっている。ついこの間まで野球しか見なかった女友逹が、男と男がぶつかるあの瞬間がたまらない、興奮するわ、とはしゃいでいる。
 ラグビー協会はこの人気をテコになんとかラグビーをプロスポーツにしたいと目論んでいる。が専用スタジアムは日本に三つしかない。熊谷、花園、釜石、この三つだけではとても国民スポーツにはならない。サッカー・スタディオに頭を下げてなんとか融通していただけないでしょうか、というしかないが、はたしてプライドの高いラグビー関係者にそれができるかどうか。大英帝国にはじまったスポーツだけにその辺りが難しい。
posted by Kazuhiko Hoshino at 13:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする