2019年11月11日

中国人花嫁に占領された雲場池

中国人花嫁.jpg

 ひさしぶりに晩秋の紅葉をもとめて、軽井沢町内をうろうろした。
 観光案内の紅葉はまず「雲場の池」なので、日の出後30分ぐらいの木漏れ日を期待して訪れた。すでに3組の花嫁さんが中国からお出ましになり、それぞれカメラマン、スタイリスト、美容師をつけてポーズをなさっているのに驚いた。
 中国の花嫁達の結婚式前の写真に対する情熱には感服のほかない。
 パリ・エッフェル塔のまえでも、モンマルトル・サクレキュールの丘でも、ルーブル宮の中庭でも、とにかく中国の花嫁姿に出会う。
 一様に伝統的中国衣裳ではなく世界標準の貸衣裳風なところが面白い。日本も中国もそれぞれに素晴らしい民族衣装をもちながら、自己のアイデンティティーを失い、白い貸衣裳風を選択しているのが、グローバルとやらの戦略なのだろう。
 若い世代が自国文化への執着を失い、一律に安手のグローバルに向かっているのは、不思議な風景である。

 ところで今年の紅葉は著しく美しくない。いつもならヤマウルシやナナカマドの深紅から始まるのに、そこがとても曖昧なのだ。
 軽井沢ならではのドウダンツツジも赤に鮮やかさがない。すすきの穂もそろって風を受ける風情にかけている。イロハモミジの紅葉もあっという間のできごとで、いつもながらの秋の景色にならずぼろぼろと落葉している。
 枯れ始めた黄葉と中途半端な紅葉と晩秋の落葉松の黄葉が無秩序にみだれている。こんなに美しくない晩秋は初体験だ。

 テレビでは、ついこの間まで適応障害ででてこれなかった雅子皇后が奉祝行事に涙していると、評判をよんでいる。嵐のファンと令和天皇ファンが合体して祝賀御列の儀に感動しているが、これで日本の明日は本当に大丈夫なのか、少しばかり不安である。

posted by Kazuhiko Hoshino at 11:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする