2020年01月04日

カジノとIRと日本人

ラスベガス夜景.jpg

 IRに60年通っている。賭博ではない、ショー・ビジネスである。
 60年前はサバクのなかにポツンとある隔離された町だったが、今では世界一のIR都市に成長した。 アメリカ、ネバタ州、ラスベガス……人口47万人のカジノを中心にした劇場、グルメ、ショッピング、そして世界巨大ホテル12のうち11までが存在する総合アミューズメント都市、眠らない夜の不夜城と言われてきた。金持ちはバカラに興じる。貧乏人はスロットマシーンだ。奥様たちは昼はショッピング、夜はショー劇場を楽しむ。コンベンション・センターでは毎週格闘技の世界選手権、どこのホテルでも最高級のグルメと博打が待ち構えている。
 安倍内閣では成長戦略の目玉と位置ずけているが、はたして日本人の生活のなかでIRが根ずくだろうか。少し心配である。

 IRの建設にむかって早くもスキャンダルが噴出した。暮れの12月25日衆議院議員にしてIR担当副大臣だった秋元司が逮捕された。議員会館で300万円の金をうけとっていたとか、深圳のIR推進企業500.comへ自家用ジェットで訪問していたとか、沖縄のIR推進会合で500.comから依頼をうけて講演していたとか、次々と中国企業との癒着があぶり出された。
 中国マネーがかなり深く政界に楔を打ち、暗躍していることだろうと推察できる。500.com側では政界の5人に金を蒔いたといっている。IRを言い出した石原知事のころには、アメリカ系の資本と名古屋のパチンコ資本による陰謀があぶり出されたが、今では中国マネーの世界制覇と絡んでのIR推進になっている。

 戦後モルモン教の資金とマフィアの鉄の規律によって作られたラスベガスは、いまでは世界的なホテルチェーンや、不動産会社、ハワード・ヒューズ、など富裕層のものとなっているが、それでも世界中の犯罪はなんでもある、といわれ、表の顔と裏の厳しさを読み解けといわれている。
 もしこうした都市の後ろに中国共産党がついたら、考えるだに恐ろしいことになる。保守系の中国信奉者や、だんまりを決めている左翼中国礼賛者は、もう少し頭を冷やし、現実路線にもどってIR、カジノとはなにかを考えるべきだろう。
posted by Kazuhiko Hoshino at 16:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする