
山本太郎に騙されるな!
彼の一丁目一番地は消費税廃止だが、国家の財政はそんなに簡単なものではない。税のなかでもっとも公平に課税できるのは消費税だからこそ、北欧三国のような生産性がそんなに高くない国でも消費税を国家財政の中軸にしている。「生活が苦しい」なら消費税をなくしたらいい、というのは短絡的で無責任な議論だ。
山本太郎に騙されるな!
消費税のかわりに「法人税の累進課税」の導入をとなえている。儲かっている大企業からとればいい、というのが彼の主張だが、法人税をあげれば企業は海外へ逃げていく。フランスの例をみればよくわかるが、法人所得の70パーセントを徴収したために、パリの儲かっていた企業はみな本社を国外へ移してしまった。日本でもいちじは台湾やシンガポールに本社を移転する動きがあったが、法人税を抑制したお蔭で辛うじて日本にとどまっている。
山本太郎に騙されるな!
尖閣、小笠原、東シナ海における中国の侵犯、国際法違反にたいしては、個別的自衛権と日米安保で対処します。と発言しているが、ここでいう抑止力は中国共産党の政策のまえではまったく形骸化している。日々繰り返される尖閣への領海侵犯は日常化しているし、すきあらば沖縄まで自国の領土と主張する中国の拡張主義への対案になっていない。 外交と軍事のバランスについての認識が皆無では国は守れない。
山本太郎に騙されるな!
令和新撰組と称し、いかにも権力にくみした新勢力をかかげているが、実質的には共産党と変わらないナンセンスな政策を掲げ、障碍者をさらし者にしている偽善者としかみえない。院内活動もままならない障碍者を送り込み、自身の活動の広告塔に利用しているとんでもないパフォーマーではないか。こうした虚構に成り立つ政治志望の芸能人に踏み荒らされることのなきよう有権者は心を致さなければならない。