2020年02月03日

日本食に「ねぎ」は欠かせない。

平田赤ネギ.jpg

 「ねぎ」は食卓の香味野菜として、ベストワンではなかろうか。
  蕎麦の脇役から、ネギマ鍋のマグロの友に至るまで、「ねぎ」はこのうえなく働きものだ。「ねぎ」のない日本食はずいぶんと薄味になり、つまらないものになる。
 伝統野菜の名物としても「ねぎ」ほど全国各地に多くのブランドをもつものはすくない。

 山形の鶴岡には「雪中軟白ねぎ」と称する冬の庄内にぴったりの特産品がある。辛みガマイルドでサクッとした食感が特徴、ネギま鍋に合う。
同じ山形の酒田へいくと、「平田赤ねぎ」という白味がワインカラーのおしゃれなねぎに遭遇する。
 青森には「南部太ねぎ」がある。絶滅しかかったのを地元の農業高校の努力で復活した。甘味たっぷりでまるごと食べられる在来種だ。太くて立派のつながりでは、群馬の「下仁田ねぎ」、このねぎを入手すると肉を買いにはしり、今夜はすき焼きというのが我が家のルールである。このねぎ程、すき焼きに合うねぎはない。
 このほか関東にはブランドねぎが多い。「深谷ねぎ」「吉川ねぎ」「柏産ねぎ」「九十九里海っ子ねぎ」そして東京にも江戸川ぞいの「新宿ねぎ」。
 色っぽいのは新潟の「やわ肌ねぎ」湯気のたつ鍋にひかえるやわ肌ねぎはなんとも色っぽい。
 京野菜の「九条ねぎ」も個性的というべきだろう。青い部分がいくつにも分かれ、他のねぎにはない香りと甘味がある。京料理に九条ねぎは欠かせない。

 そもそもは中国、シベリアから大阪に渡ってきたのが、ネギ渡来のルーツといわれているが、この大坂の「難波ねぎ」が711年の伏見稲荷造営に際し、京都に運ばれ、ここから九条みぎが生まれ、全国にひろがったといわれている。
 「難波ねぎ」は、にほんのネギの総本家なのだ。
posted by Kazuhiko Hoshino at 17:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする