2020年02月04日

「としまえん」が消える

プール冷えてます.jpg

 小学校一年の遠足は井の頭公園、いきなり動物園にいき井の頭池の周りを歩き、松林の下で弁当をたべて帰ってきた。
 小学二年になると「としまえん」、いろいろな遊具で遊べる期待でちょっぴり大人になったような気がして嬉しかった。あの頃「としまえん」には、今のディズニーランドのようなイメージがあった。
 遊べる公園と言えば、当時の東京には浅草の花屋敷、のちに後楽園、遠ければ京成谷津遊園、そしてよみうりランド、遊べない大人の公園は、石神井公園、善福寺公園、大宮公園、小石川六義園、新宿御苑、桂離宮、隅田公園などがあった。

 「考える遊園地・としまえん」は都民に愛されて、いつまでもあって当然と思っていたら、突然の閉園発表に驚かされた。

 「としまえん」いつも考える、考えて考えて次々の遊びを提供してくれた先進的な遊園地だった。
 世界初の屋内スキー場、世界最古のメリーゴーランド、とりわけプールに至っては色々なアイディアを提供してくれた。波のプール、流れるプール、ナイアガラ・プール、競泳プールからウォーター・スライダーも日本初の設営だった。

  考える遊園地・としまえんは宣伝のためのキャッチ・コピーでも多くの勉強をさせてくれた。夏が近ずくと「としまえん」の広告が待ちどおしかった。
 なかでも強烈に残っているのは、「……プール冷えてます。」「クール・ミズ」 自社提供のラジオ番組で、30分間プールの水音だけの、世界初の「冷やしラジオ」も前衛的で面白かった。

 太田道灌に敗れた豊島の殿様がつくった練馬城は廃墟となったが、何百年ぶりに復活をとげた練馬城址「としまえん」は再びハリーポッターの手に堕ちてしまった。
posted by Kazuhiko Hoshino at 15:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする