2020年08月02日

ペットに生きるお姫様方

ポメラニアン.jpg

 世間への不信感からか、ペットに傾斜する人々がふえている。

 文才に恵まれたI嬢は十数匹の猫に囲まれて暮らしている模様、というのは筆者は現場をみていないからなのだが、時に手を傷だらけにして猫にじゃれられたと訳のわからない台詞を口にしている。オートバイを無鉄砲に走らせたり、著名な画家であった父をこえる絵をかいたり、何百枚のエッセイをものにして、私は売文家にはなりたくないといって、恋人らしき人の事業資金集めに奔走する破天荒な暮らしを続けている。猫の大家族とI嬢の関係は簡単には想像できないが、どこかで猫の生態とクロスする部分があるのだろう、と推察している。

 二匹の犬とともに札幌、高輪、軽井沢を遊弋しているのは、かってワールド・ブランドのスタイリストとして腕をならしていたY嬢である。
 Y嬢はポメラニアンの姉ハンナちゃんと弟グリージォちゃんを、日々の友を越えた殉愛の対象としているかのごとくに見える。普段は冷静で醒めた眼をもっているY嬢だが、二匹のポメラニアンはイテくれるだけで幸せ、「私は見ているだけでナゴムの、」と愛情をかくさない。男性にたいしてもそんな率直な愛をもっているのかどうか、知る由もないが、「この愛に理由はない」とのたまわれている。

 かってキャビン・アテンダントを務め、モデルからハイ・ブランドのスーパーバイザーであったR嬢も、17才のヨークシャ・テリアに自身の生活行動を預けている。老犬の健康にすべてを預けて暮らしている様は、かって個性的に生きていたR嬢のイメージと重ならないが、それが現実でもある。孤独から救ってくれるリリーちゃんという名の愛犬は、先に天国に旅立った彼よりも大きな存在であり、彼女の毎日の羅針盤になっているようだ。

 コロナ感染症のいま、鶏のカンピロバクター感染症や、牛・豚・山羊・などの家畜間を自由に往来して、無数の殺処分を生み出している口蹄疫ウィルスのごとき、悪疫感染症が犬、猫などのペットに現れても不思議ではない。そうした感染症ウィルスに武漢の細菌研究所が注目しないことを祈るばかりである。





posted by Kazuhiko Hoshino at 13:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする