2020年10月20日

ナント歴史博物館の迷惑・中国

チンギスハン.jpg

 フランスが中国の文化干渉に当惑している。
 ことの起こりは、フランス西部ナントの歴史博物館が「チンギスハンとモンゴル帝国の歴史文化」についての展覧を企画したところ、中国から猛烈な干渉が入り、「チンギスハン」「モンゴル帝国」「モンゴル文字」という文言の削除を要求してきた。
 理不尽な政治的クレームであるのはあきらかだが、実現することを優先した博物館は催事のタイトルを変更、「天空と草原の子ーチンギスハンとモンゴル帝国の誕生」と変更したが、中国はさらに大幅な変更を要求してきた。
 結局博物館側は、「人類や科学、倫理的価値観を守るため、計画の見直しと延期を決定した。

 いま中国はモンゴルの文化的弾圧に奔走している。
 モンゴル語を禁止し、義務教育からすべて中国語にし、モンゴルの歴史そのものを抹殺しようとしている。モンゴル人を同化して中国人として再生しようという恐るべき計画である。この夏世界中で爆発したモンゴル人による抗議活動の爆発がよほどこたえたのか、モンゴル人のナショナリズムをもっとも鼓舞するモンゴル語とチンギスハンには異常な神経をとがらし、なりふり構わず世界中で禁止にはしつている。
 これだけ無分別な事件か起こっても日本の有識者は、話しあえば判るといった曖昧な態度に終始しているが、いくら中国に譲歩しても、友好どころか、先端技術は窃取され続け、我が国固有の領土まで狙われるようになっている現実を正面からみるべきだ。

 「モンゴル帝国もわが中国古代の地方政権に過ぎない」と詭弁をろうして周辺国に次々と文化的ジェノサイトを拡大する中国のことだから、尖閣どころか沖縄さらに「日本も古代中国の一部族に過ぎなかった」と言い出しかねない。中華思想と中国共産党は本当に始末に負えない。
posted by Kazuhiko Hoshino at 11:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする