2017年08月30日

鮎とミサイル

鮎とミサイル

 2017年……この夏はとても変な夏だった。
 台風は思わぬ方からきたり、熱帯夜が続いたり、軽井沢も御多分にもれずリゾートとはいえない不愉快な夏だった。このままけじめも無く、秋になるのはどうも気持ち悪い。夏の終わりの何かをしようということになって、真田丸のそろそろ落ち着いた上田をめざした。

 鯉のぼりの泳ぐ千曲川の岸辺である。鯉のぼりは5月5日の印ではなく、このあたりは簗場の印になっている。落ち鮎を楽しんで夏の終わりのけじめにしようという魂胆だ。河原の仮設小屋である簗場は基本よしず張りである。だから当然のごとくに暑い。川風のさわやかに恵まれる時もあれば、河原の石の反射にやられる時もある。祈るような気持ちで河原に降り立った。
 鯉西の簗場の軒には雨が降っていた。まわりの真夏の日差しにたいし、簗場の屋根から水を流して涼を演出していたのだ。客はときおり屋根を伝う水音に気をとられながらも、簗場の心尽くしに満足している。

 塩焼き、刺身と順をおって登場する。太った鮎のさしみは歯ごたえもよくしっかりとした味が好評だった。透明な身は南アルプスの水の玲瓏を伝え、川魚の感触を超えている。そして田楽、田楽は豆腐と決めつけている相方は鮎の丸ごとの田楽に少々たじろいでいた。そして天ぷら、さしみのおろした骨もから揚げになり登場した。

 今朝は北朝鮮のミサイル発射に起こされた。よく判らないJアラートなる警報が鳴りつづけていた。北海道から長野まで東日本のほとんどで警報がなった。ピンポイント攻撃の時代にこんな大雑把な警報で大丈夫かいな、あらためて日本という国のノウテンキな様を知らされた。

               ミサイルが 飛べど千曲の 鮎よろし

posted by Kazuhiko Hoshino at 10:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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