2017年10月10日

パリ12区にヌーディストの森現る

パリ12区にヌーディストの森現る

 パリの東に隣接してヴァンセンヌの森がある。
 ナポレオン三世から譲られたこの森は995ヘクタールもあり、西のブローニュの森に対して、パリのもうひとつの森として人気が高い。睡蓮の泉や花の谷のあるパリ・フラワー・ガーデンがあるから、花好きのパリジェンヌにとっても花の聖地になっている。
 それだけではない。標識14番のあたりには、自然を愛するゲイたちの集まるホモエリアもあって、LGBTのパリジャンにとっても解放区になっている。

 そのヴァンセンヌの森に、期限付きながら「ヌーディストの森」が現出した。
 パリ市が10月半ばまで、朝8時から夜の7時30分まで、ヴァンセンヌの森の一部7.300uをヌーディストのために開放したのだ。市当局は都市の開放性を強調し、緑地の新しい活用法として、これからも毎年夏から秋にかけて実施していく方針のようだ。
 パリの市民プールでもすでに週3日ヌーディスト・デーを実施しているところがある。アパートの屋上でも、ニースの海岸でもヌーディストは多く、パラソルの下でなにげに美しい裸女が本を読んでいたりして驚くことがある。 裸は隠すものではなく開放すべきもの、というフランス人の考え方が見えて嬉しい。

 東京で言えば深川の向こうにヌード村をつくるようなことなので、都民は到底賛成しないだろうが、ごく身近の森で、家族連れのファミリーや、若い恋人たち、老境にさしかかった夫婦などが、裸になって太陽のひざしをあびているのは、そんなに排除すべき光景ではないように思う。
 一方ではテロに備えてマシンガンをもった兵士が町を見回り、そのすぐそばではヌーディスト達が太陽を楽しんでいる。 …… いかにもフランスらしい風景ではある。
posted by Kazuhiko Hoshino at 06:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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