2017年11月22日

貴乃花っていうのは本当に偏屈な男だ

貴乃花っていうのは本当に偏屈な男だ

 「靴磨き」はどこの駅にもいた。だから汚れた靴を履いて外出しても、電車に乗る前か、電車から降りたとき、駅で靴磨きにお世話になってから、目的の訪問先へ向かえばよかった。だからいつも靴は綺麗にしておきなさい、といわれてもさほど真剣にならなくとも、なんとか間に合った。
 それがどうしたことか、靴磨きがめっきり少なくなってしまった。いくら日進月歩の世の中でも靴が汚れなくなったわけでもなし、家庭で若い奥様が靴をひろげて磨いているなどという風景は遠い日の思い出になつてしまっているし、靴が靴磨きを拒否しているわけでもなかろう。
 街の風景から靴磨きのいる風景は消えてしまった。

 年取ると履きやすい靴ばかりを履くようになる。先日来気になって、靴を磨かねばという、強迫観念にまとわりつかれていた。たまたま帝国ホテルでランチをしながら旧交を温めようということになった。少し早くホテルに着いたので、そうだ地下のアーケードの横に靴磨きがいる、気がついて地下へ降りて行った。さすが帝国ホテル、ちゃんと靴磨きのコーナーは生きていた。

 靴磨きの高い椅子が二台、すでに先客がひとり、靴を磨きながら大きな声でしゃべっている。靴磨きのおじさんもまた、その意見に同調している。
 「貴乃花というのは、変な男だな。自分が巡業部長をしていながら、起きた事件を協会に報告もせず、警察にとどける。あれじゃ組織の役員はつとまらないな。」
 「横綱が説教していたのに、スマホいじくっていたんじゃ、殴られて当たり前、暴力だとかテレビはうるせぇけど、あんなの見逃していたら示しがつかねぇ、親だってビンタ位くれてやるわ。」
 「さうだなあ、自分がまいた種じゃ、人前には出にくいだろう。」「酒の席の殴り合いなんざあ、いくらでもあるさ。いちいち警察に届けられちゃ、協会もやってらんねぇだろう。」「貴乃花っていうのは、えこじな男で、だから兄貴の若乃花とも仲がわるいんだよ。」
 「モンゴル力士会が気に食わねぇって、いってるらしいが、遠い国から日本にきて相撲とってんだから、そのくらい認めてやりゃいいんだ、八百長やんなきゃいいんだからさ、奴らだって人間だから寂しいだろ、貴乃花っていうのはホントに偏屈だよ」
 どうやら大衆の声はその辺にあるよぅだ。
posted by Kazuhiko Hoshino at 21:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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