2018年01月29日

レンタル着物の成人式はいらない。

レンタル着物の成人式はいらない。

 「成人式は貸衣装で着飾る」こんなバカな習慣をはじめたのは何処のどいつだ。
 それも2年前から予約しておいたのに、泣きっ面に蜂とはこのことである。
 結婚式はレンタル・ドレスの一人勝ち、いちども来たことのない豪華なシルエットのドレスに身を包み、さらにお色直しと称してセカンド・ドレスを着込む。キモノの出番が極端にすくなくなった。そこで考えたキモノ屋が、テリトリー拡大とばかりに「成人式は振袖で」と殴り込みをかけ、まんまと騙したのが成人式のキモノといえよう。

 母親やらお祖母ちゃんのキモノを着るのならば許せるが、カタログ写真だけをみて何十万円もの予約金をだして貰うという神経がわからない。
 業者はインスタ映えならぬカタログ映えのフリソデ姿をぞろり揃えてカモをとりこむ。近頃のフリソデは染め縫い刺繍などといった伝統工芸の技術によってつくられたものはほとんど無く、あらかたは印刷のフリソデなのだから、あきれた口がしまらない。
 付き添いの親や娘に正しいフリソデと印刷のフリソデを見分ける力がないのだから、業者はしめしめなのだ。それでもハレノヒのように倒産する間抜けな貸衣装やがあるというのはどうしたことだろう。

 国家に優れたリーダーがいれば、成人式の貸衣装は止めよう、明日への覚悟を書こう、と50字でも100字でもいいから、新成人のメッセージを受け取る日とし、虚飾を排して普通のフォーマル・ウェアで集まろう、という成人式ルネッサンスをかかげる筈だが、残念なことにそうしたリーダーはどこにも見当たらない。
 「はれのひ」の責任を問う前に、我々自身の生活感をととのえることこそが重要ではなかろうか。
posted by Kazuhiko Hoshino at 12:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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