2018年09月12日

犬が犬に喰われる集団リンチ

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 「犬と愛犬家達の楽園」「殺処分ゼロへのチャレンジ」愛犬家にとって心地いいスローガンだった。
 滝川クリステルと小池百合子が手に手をとって「お犬様に人権ならぬ犬権を!」東大キャンパスをつかっての「アニマル・ウェルフェア・サミット」。広島神石高原にあるピースワンコ・ジャパンの「殺処分ゼロへの運動」は全国愛犬家から絶大な支持をうけ、莫大な資金が集まった。

 いま時代は、愛犬、愛猫の全盛期、家畜のもっている細菌、雑菌のはなしなどすると、露骨に嫌がられる。
 野良犬や捨て犬をすべて引き取り、里親さがしに奔走、都市部の愛犬家たちが、ふるさと納税で年間数億円の寄付をして支え、町のPRにも一役買っている、と朝日新聞には報じられてきた。がここへ来て成り行きがおかしくなってきた。
 かかわった獣医師が、ピースワンコ・ジャパンの裏の実情を暴露した。一般公開されているシェルターの素晴らしさと裏腹に、公開されていない3つのシェルターの地獄模様を訴えたのだ。

 一般には知られていないシェルターでは、9割方雑種で爪が2倍以上も伸びている犬が多く、爪切りのために押さえると反撃してくるような犬ばかり。野生化していてどうにもならない。餌も一日一回直径30cmほどの容器に20頭ほどの犬が殺到する。2千数百頭の犬が、狭い犬舎にいれられていると、ストレスの極限状況から犬同志のリンチが発生する。ひとたび犬同志の集団リンチが発生すると手のつけようがなく、いちばん弱い犬が、喰い殺される。
 毎日一頭は犬の集団リンチにあって命をおとすが、日によっては2頭殺される日もある。

 更に無残なのは不妊・去勢施術をしていないので、妊娠犬がつねにいる。昼の出産なら子犬を犬舎から取り出して保護することもできるが、夜の出産ではスタッフもきずかず、生まれた時の血の臭いで、空腹の犬たちが殺到して子犬を食べてしまう。
 翌朝散乱する肉片にスタッフは茫然とするばかり、と訴えている。過剰収容のシェルターでは日常の出来事と訴えている。

 ピースワンコとはいかにも犬を愛する社会活動と錯覚するが、裏には恐ろしいリアルがひかえているようだ。

 
posted by Kazuhiko Hoshino at 20:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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