2019年01月03日

お正月のしごと

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 正月3が日の仕事といえば、魔除けの飾りをあちこちに飾ること。
 ご挨拶に来られた知人・友人との祝盃、祝膳をかわすこと。
 そして賀状を読むこと、賀状を整理することにつきる。

 お正月飾りについていえば、昔は地方にある特徴ゆたかな魔除けやらお札を入手して、飾っていた時もあった。がここ10年は、善光寺さんと地元のスーパーに頼っている。最近のスーパーは関東圏関西圏位の意識はあり、関東独自の飾りだけではなく、関西圏の魔除けなども売っている。住人の移動範囲がひろくなり、多様な注文が飛び込むためにスーパーも構えて守備範囲をひろげているのかもしれない。
 サトウの切り餅も四角い餅だけを売っていてはそしられる。ともに極上の丸餅も置かなければ関西出身の既婚女子から軽蔑されるのだ。

 祝杯はほとんどが車でくるので、最近は形式だけになった。
 ご挨拶に伴って挙げる杯には、琵琶型の容器にはいった金箔入り賀茂鶴、またはお目出度い瓢箪型の八海山に決めている。このふたつの日本酒は容器がいずれもお銚子の大きさでそのまま祝膳にてだしてもとてもよく映る、お正月に相応しい雰囲気をもっているのだ。 この国の習俗を理解した素晴らしいグッドデザインになっている。グッドデザインといえば、すぐ家具やら電気製品やらをとりあげるが、こうした日常生活での美意識を拡張してくれる一合瓶など、はるかに優れた重要なデザインではないかと思う。
 祝膳はここ数年、祇園川上さんのお節の世話になっている。いろいろとデパートのお節を食してきた友人が、やっぱり川上さんは凄い、と褒めてくれるのでかなり確かなおせち料理なのだ。大晦日にご挨拶状と手拭とメニューのついた重ねのお重がつくのが待ち遠しい。

 賀状は毎年いただく千数百枚のなかから、そのとしのベスト年賀状をえらんで、ゲストルームに飾っている。宿泊した友人は否応なく15枚の賀状をみなければならない。池田満壽夫の版画とともにゲストルームの壁をみたしてくれる。
 干支を如何に描こうかと工夫いっぱいの賀状、相変わらずの人生訓のもの、家族の消息、療養中の診断状、元気だぞという旅日記、葉書一枚の宇宙は無限に広がる。

 この年齢になると、今年限りで賀状をやめるという賀状もくる。息子や娘の名前で、父は他界したという報告も届く。何十年も交歓していた年賀状が戻ってくる場合もある。転居したのか、それとも亡くなったのかと思いをめぐらす。名前の変わった女友達からの賀状には、やっと彼女も年貢を納めたかとホッとする。
posted by Kazuhiko Hoshino at 17:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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