2019年01月12日

夏井先生と芸人たち

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 くだらない正月の番組のなかで、ただ一つしっかりと視聴したのが大阪毎日放送制作の「プレバト」だった。
 プレバトは、夏井いつき先生の快刀乱麻な添削にとどめを刺す。普段甘やかされているタレントが、その無能ぶりを遠慮会釈なく暴露されていく過程がなんとも楽しい。なかにはただのガキタレントと認識していたのに、実はかなりの教養を秘めていた、という発見もある。

 夏井先生の魅力は刃に衣をきせない率直な発言と、芸能界に特殊な甘えを認めない爽快感にある。そのうえ余り美人とは言い難いやや太りの外見も視聴者に近親感をあたえる。田舎の郵便局に生まれたいつき先生は、わんぱくな幼少時代から宇和島東高校に通った頃は、毎日片道2時間かかって通学していたというつわものなのだ。扱いにくい中学生を相手に教師として頑張った過去もずいぶんいつき先生の人格形成にプラスに働いているような気がする。
 あの野卑で無礼な梅沢冨美男と渡り合っても一歩も引かないたくましさがある。さすがいつき組の組長さんだけある。

 さてプレバト俳句冬麗戦、予選では草野仁、深田恭子、賀来千賀子、日村勇紀、鈴木光、立川志らく、みな枕を並べて惨敗した。
 特待生と名人の闘い、8位に沈んだミッツマングローブは前作の「打たせ湯の 肩夜をしのぶ 雪女郎」に遥かに及ばず落選、7位の中田喜子はみなに好意をもたれ期待されるも助詞、助動詞の使い方で添削されたのが「節の香に ひかる結露の 甘からん」

 そして注目、梅沢冨美男は五回の足踏み、永世名人への道がなかなか開らかない。
 今日は俺にしか書けない句をもってきたと豪語「札止めの 墨色の濃さ 初芝居」 現状維持、もっと言葉を学べと夏井先生はバッサリ、一年を占う大事な一戦にその言い草はとつっかかるオッチャンに、先生は「文句があるなら言葉をチャンと勉強して出直してこい」と宣言、
 添削は「札止めの 墨色ぞ濃き 初芝居」どうだと黙らせた。

 冬麗戦 大写真になったのは東国原英夫、結露で一句「凍蠅よ 生産性の 我にあるや」 ドキッとした名句だつた。
posted by Kazuhiko Hoshino at 15:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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