2019年05月12日

田中本家での初めてのトーク・ショウ

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 桃の花が山あいをそめている。
 目の前に広がる白い花はりんごの花だ。とおくにみえる黄色い絨毯は菜の花の知らせ。そんな北信州の景色をわけいって須坂にいってきた。
 豪商の館田中本家博物館までいってきた。
 パリ帰りの写真を7月8日まで飾ってくださっている。フランス人が驚いた日本のちいさな美術館である。小さいといっても10000平方メートルの敷地に20の蔵、本宅、主屋 客殿、離れとともに四季それぞれの庭があるという豪壮な構え、殿様の屋敷よりも立派な生きた美術館である。

 その美術館での第一回のトーク・ショウだ。
作品が展示されているぎゃらりーではほかのお客さんに迷惑がかかるので、「いろりの間」でやることになった。高速道路が怖くて走れないというスタッフも無事機材を運んできてくれた。一間もある囲炉裏をかこんで30畳ほどの広間に椅子を持ち込んでのトークショウとなった。
 すべての写真作品を映像化し、解説を加えながらの時間である。庭との仕切りが障子で、暗くなかったが、新十郎館長のアイディアで農業用黒ビニールを張り巡らし、完全な暗室を出現させていた。 映像にとってはこの上ない環境だった。が、終りまでお客様の顔が見えず、灯りが付いて初めてお客様の表情を認識するという不思議体験だった。

 巨大な藍の作家としてインターナショナルな活躍をされている福本潮子さん、染色家であり哲学者でもある福本繁樹さん夫妻は遠く京都からきてくださった。 野沢温泉に住む外人さんや、湯田中の旅館の女将、あるいは北志賀工房の仲間とともにきてくれた陶芸家の藤本勉さん、香道の野池重子さん、テレビ朝日社友会にいた岸幸織さんなど、多くの友人たちが足を運んで下さり、とても嬉しかった。田中宏和御当主の心ずかいもひどく嬉しかった。
 案内を受けた方は迷惑かもしれないが、こうした作品展が人との縁をつないでくれて、感謝以外のなにものでもない。
posted by Kazuhiko Hoshino at 20:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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