2019年10月21日

STAS Revue 花やしきに引っ越す

スタス.jpg

 浅草花屋敷のなかにちいさな劇場ができた。花劇場という。奥行がないので、恐らく演芸的なものをイメージした劇場なのだろう。
 舞台を張り出し更に突き出しをつけて、STAS REVUE が挑戦している。
「2019秋のおどり」を見た。相変わらず三人のレビュウ狂は、構成・演出・振付・衣裳まで担当してご苦労様である。

 劇場が花屋敷というので、どんな風に変わったか楽しみに拝見したが、ほとんど変わっていなかった。
 というより更に硬質になって少しばかり疲れた。頑張って選曲しているのは判るが、息の抜き場所がすくない。後半になってお得意のラインダンスなど登場したが、前半に緊張から抜け出して楽しめるナンバーがない。
 SKD時代の遺産を守りながら、もうひとつエンターテイメントなレパートリー、例えばカンカンみたいなものでも良いからなにか観客の感情を解放できるナンバーをもつべきだろう。
 スタスならあの踊りが見たいという作品を充実すべきだ。

 衣裳は予算のタイトな中でご苦労様だが、シャンソンを歌う女のスパンコール付きマーメード・ドレスはあまりにも古すぎる。
 シンプルなイブニング、例えばちいさなアンダー・ドレスとシースルーなカバー・ガウンなどで充分だし、クラシック・バレーも大時代のチュチュでは突然ふるくなる。ロシアンバレエのあの趣味は、いま時代から取り残された象徴になっている。

 このレビューを更に良くしていくのは、ひとえにスタッフの勉強にかかっている。構成への工夫、類型的振付からの脱出、衣裳センスのみがき……  STAS Revue の目指すものについて、もうそろそろはっきりした目標をもつべではないだろうか。
 いつまでも国際の小型化では飽きられる。
posted by Kazuhiko Hoshino at 11:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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