2019年12月23日

なんきんと柚子と冬至と

江戸銭湯美人画.jpg

 昨夜は冬至だから、という理由で相方は「かぼちゃの煮付け」を持って帰ってきた。
本当は「いとこ煮」じゃないと、ぶつぶつ言いながらかぼちゃを食べさせられた。いとこ煮はアヅキとモチゴメをいっしょに炊くらしい。
 小豆の赤が魔除けになるし、かぼちゃは風邪と中風にきくといわれている。

 食後には「ゆず湯」が待ち構えていた。といってもバスタブに柚子がひとつ浮かんでいるだけだが、江戸の銭湯では、沢山の柚子が浮かんではんなりと女性が風呂にはいっている浮世絵など散見したことがあった。
 女子の冷え性や腰痛に効くといわれ、柚子の皮からでるクエン酸やビタミンCが、お肌によく、ひび、あかぎれにも効用ありといわれている。女子に人気のゆず湯、の所以である。
 柚子の実がつくまではとても時間がかかるので、運をよびこむ禊や厄払いにも「ゆず湯」は江戸っ子の通過儀礼だった。

 風呂を愛した日本人にとって、5月5日の菖蒲湯と12月22日のゆず湯は、晴れの日の風呂だったのだろう。冬至の七草は運盛りといわれ、なんきん、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、そしてうどん、優れた行事食だった。
 夏井先生に怒られないためには、ゆずは秋の季語だが、ゆず湯は冬の季語、覚えておいてそんはない。
posted by Kazuhiko Hoshino at 11:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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