2020年01月13日

スルー人が繁殖している

忘年会スルー.jpg

 テレビを止めて六本木に事務所をつくった。
 渋谷ジャンジャンを舞台にした芝居、帝劇や宝塚をつかったミュージカル・ショウ、SKDのレビュー、東京巴里のファッション・ショーの制作、テレビ番組の制作、オペラの制作演出、あらゆるジャンルのあらゆる演出をやってきた。
 ある時、事務所をたたもうと決意した。勿論理由はある。スタッフの考え方が「いい作品」から「いい条件」、作品中心主義からミーイズムに変わってきたことだった。

 時代はバブルを迎えていた。年の暮れ、明日は事務所の大掃除をしよう、なにげに発言した処、新入りの女性スタッフが、私は掃除にきたんじゃありません、演出をしに来たんです。といって欠勤してしまった。昔は拾年早いと先輩におどかされたものだが、能力を顧みず自己主張する時代になったのだと思いを新たにした。
 歳が明け早速に演出事務所の解散を宣言、そして軽井沢に転居した。以来、大勢のスタッフでやる仕事は整理し、写真や著作の仕事を中心にすえたのだ。

 兆候はあった。社員旅行が歓迎されなくなったのだ。いま盛んに言われている「スルー」である。忘年会もスルー、面談もスルー、会ってお願いしなければならない事項でもメールですます、すべてがダメもとで努力はウザイのだ。電話で話すのもウザイのでスルーする。
 リハーサルもスルーしたい。これでは演出はなりたたない。

 年賀状スルー、新年会スルー、バレンタイン・スルー、ホワイトデー・スルー、お花見スルー、結婚式スルー、新聞スルー、読書スルー、どうしてもスルーできないのは、北朝鮮、核兵器、中国共産党、それもスルーしているのは立憲民主の枝野某と共産党ぐらいのものか。
posted by Kazuhiko Hoshino at 14:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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