2020年01月17日

裸足のアベベとピンクのスニーカー

ピンクのスニーカー.jpg

 ピンクの靴が問題になった。
 記録をだした優秀選手はみなピンクのスニーカーをはいていた。
 ピンクの靴は目の敵にされ、世界陸連から使用禁止のお触れがだされるそうだ。
 一足3万円以上もする靴を選手たちは皆10足以上もかいこんで次々と履き潰していた。ナイキ製の厚底シューズ、ヴェーパー・フライには、カーボンプレートが埋め込まれその反発力で画期的タイムがたたきだされる。
 マラソンシューズが最新のカンニングをしたようなものかもしれない。

 2008年の北京五輪では水着が問題になった。
 高速水着レーザーレーサー、英国スピード社が開発した縫い目のない水着だった。
 この水着に人間を入れるには3人の助けを借りなければ身体につけることはできなかった。 以来いくつかの制限事項ができた。水着にはラバー、パネルの使用禁止、使用できるのは繊維に限る。身体を覆う水着の表面積にも制限が加えられた。

 パラリンピックのカーボン・プレートによる義足は健常者よりも高性能というので、問題がおきた。
 健常者よりも高性能な肢体が開発されたのなら、わざわざパラリンピックは開催する必要がないのではないか。健常者とハンデキャップの間に機械という科学が割り込んだ。もう一度スポーツの原点を見直そうという議論が巻き起こった。

 「裸足のアベベ」1960年のローマ五輪ではエチオピアのアベベが2時間15分16秒でマラソンを走り切った。
 靴なしの裸足だった。いっそのことそこまで戻って、ピンクのスニーカーも人間の身体より小さい水着もみんな棄てたら、クーペルタンの理想に近ずくことが出来るだろう。 
posted by Kazuhiko Hoshino at 13:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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