2021年03月03日

失業寸前のアマビエ様

アマビエ様.jpg

 江戸時代には絵草子屋が中心になって、疫病退散のアマビエ様が市中に氾濫した。
 令和の今では、アマビエ酒、アマビエチャーム、アマビエ人形、アマビエ鉛筆、京都聖護院の「アマビエ八つ橋」と百花繚乱だが、このブームもワクチン上陸とともにまもなく終焉を迎えることだろう。

 「私は海中に住むアマビエと申すもの、今から6年間は豊作が続くが、病も流行る。早々に私の姿を書き写して人々に見せよ」といって海中に姿を消した。長髪にクチバシ、体中にウロコ、3本の足という異形であった。1846年弘化3年4月のこと。
 安政5年のコロリ流行時、明治15年の疫病流行時、そして令和3年の今、肥後熊本の海に夜な夜な現れた珍種の妖怪が助け人として世の中に登場している。

 学問的には「予言獣」というジャンルに入るようだが、科学で解決できない現実にたいし、庶民がひたすら書き写すことによってご利益を得ようとする態度はヤマト民族独特の習俗のようだ。 コピーという単純な便利グッズだけではなく、いまでは3Dプリンターなどというスゴグッズまであるのだから、東急ハンズにアマビエ・コーナーが登場しても不思議ではない。
 小池百合子がコロナ重症者を増やしたり、ワクチンの冷凍庫が冷えなかったり、銀座清月堂の春のアマビエ様がとても美味しい等と、ミソクソ一緒のメディア時代に、庶民はアマビエ様の原点に回帰して、祈ることが一番の防衛策なのかもしれない。

posted by Kazuhiko Hoshino at 13:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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