2020年04月04日

地上波テレビのヘイト・ニュース

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 「三つの密を避けましょう」ワイドショウの司会者がわけしり顔に発言し終わると、次の画面ではアラシとやらが必要以上に集まって踊っている。やはり、人が密集したところには行かないようにしましょう司会者Bの発言が終わると、今度は人が密集した居酒屋で乾杯しているビールのCMだ。 言っていることと放送している内容が滅茶苦茶なのが、地上波テレビの近頃である。

 そもそも番組のなかで発言した内容に責任をもたないのが地上波のテレビだが、今回のコロナに突入してからは症状がますますひどくなった。
 三つの密、密集・密接・密室こそが最大の避けるべき条件といっているが、番組内で発言はCMにまったく反映しない。
 狭いガソリンスタンドに考えられないほどの人間が集まって踊ったり、密室のライブハウスは行かないでといったそばから、サカミチの少女たちがぎっしり並んで歌っている。 オツムの弱い視聴者はどっちにしたらいいのか迷うばかりだ。

 つい去年まではインフルエンザが流行ってます。ご注意ください。40万人が罹患している時に流行ってますと、いっていた。
 ところがコロナでは、100人でも感染拡大といっている。1万人では爆発的に、といっている。そのうえ医療崩壊といって視聴者を脅迫するのか意図がよくわからない。
 NHKも民放も言葉のつかいかたが煽情的で、どんどん基点を動かしている。森友問題を追及する野党と全くかわらない。
 そういうのをヘイト・ニュースというのだ。

 YouTube一位の報道があった。手洗いの順番を踊りながらダンスにしたジャニーズの映像だ。アタマの弱い女子アナが、マア素敵と感動して伝えていたが、つくづく日本人は阿呆になったという思いだ。
 子供に媚びることでいかにも良いことをしているような、そういった意識がいやらしい。
 選挙のときだけ、子育て支援とか子育て環境と言い出す何処かの議員さんたちと同じ、情けない芸人たちとメディア芸者である。

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2020年04月02日

武漢コロナのカタカナ語戦争

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 グローバル、グローバルと草木もなびいて、「グローバルにあらざれば人に非ず」の勢いだったが、武漢コロナのおかげで人々の心も少しばかり冷静さをとりもどしたようだ。
 軽井沢でも役場と観光協会あたりが主導して、インバウンドのプロモーションに海外へ飛んだり、交通大臣のG7あるいは環境大臣のG20の会場に手を挙げ、視察団がヨーロッパにいってみたりしていたが、おかげでこれだけ軽井沢が良くなったというような噂はとんときこえてこない。

 今年の中国の春節のときも、軽井沢の中国人による混み様は異常だった。
 アウトレツトは勿論のこと、旧道もハルニレ・テラスもスーパーもみな大声の中国人に支配されてしまった。
 武漢ですでに大量の感染が発生していたにもかかわらず、習近平の隠蔽工作によって見事にだまされた。大量のコロナウイルスとともに隣国を歩き回った彼らは、お国に帰るや否や國境閉鎖して閉じこもってしまった。
 いまや武漢に始まった悪疫は世界中に蔓延し、かって世界を恐怖に巻き込んだペストと同じく、人類にとって最悪のシナリオになった。 中国は一帯一路などと寝言をいうまえに、世界のコロナ撲滅にもてるものの総てを投入し、発生元としての責任を果たすべきだろう。

 いま専門家と称する人々がマスコミに登場しカタカナ文字を連発してウンチクを傾けているのも不愉快きわまりない。
 WHO…テドロス…コービッド…クラスター…ロックダウン…オーバーシュート…パンデミック…インバウンド…アビガン…等々 にほん語で生活し、にほん語で働いてきたオジサン・オバサン達には何が何だかわからない。コーピッド19などと言わず、武漢ウィルスで充分ではないか。その辺からすでに中国共産党の手中に堕ちている。
 得意気にカタカナ語をふりまわす小池百合子都知事にもおおいに問題ありだ。犯人の中国に何万枚かの防護服と何十万枚のマスクを送ったと豪語していたが、おひざ元の日本人には配らずに中国に贈ったとは、なにを考えているのかわからない。
 自国民には2枚ずつ配るので勘弁してくれ、とでもいうのだろうか。
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2020年04月01日

御室仁和寺のマスク

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 都の桜がぜんぶ散ってなんたる不運と嘆いていた時、仁和寺に行けば御室の桜がありますえ、と教えてくれたのは祇園の千子さんだった。
 背のひくい見事な桜が、中門の前に奇跡のように咲いていた。四月も末の頃、原谷も賀茂川沿いも哲学の道もみんな散ってしまっているのにここ御室の桜だけが盛りをむかえているのは、奇跡のさまを目の前にしたような気分だった。

 その仁和寺が今注目を浴びている。街じゅうの薬やさんや、スーパーから消えてしまったマスクを仁和寺のお寺さんが下さるというのだ。
 奉紙を長方形にたたみ、マスクのサイズになったなかに、薬師如来のご朱印を押し、たたんだ両端にこよりの紐をつけた有難いマスクである。
 お坊さんがご本尊さまの前などで使用する手づくりのマスクである。お参りにきた方への感謝のしるしに差し上げていると、仁和寺さんは言っている。
 御室の桜の奇跡といい、マスクのご下賜といい、やはり仁和寺は本山にふさわしく霊験新たかなのかもしれない。

 手づくりのマスクといえば、千家のお家元でもいつもマスクを作っている。
 寺社仏閣へのお献茶のおり、家元は常にマスクをしてご本尊様へ息がかからぬよう茶を点て、お運びしている。
 決してアメリカンドラッグで買い求めた中国製マスクは使用しない。

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2020年03月31日

レオンポケットの行方

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 この夏、ソニーが満を持して打ち出そうとしていた「レオンポケット」が行場をなくしている。
 レオンポケットって何? と思われる方も多いとおもわれるが、要は「瞬冷冷却服」、つまり日本の異常高温の夏を乗り切る切り札になるはずだった冷却システムのついた服のことだ。
 五輪観戦時の熱夏を避ける救世主になる予定であり、ウオークマン以来ソニーの名声をふたたび世界中に知らしめる絶好の機会ととらえていた。

 ファンを使った空冷式の冷却装置は昨年の夏圧倒的な話題をひろったが、ソニーの仕掛けるのは、スマホで温度調節できる冷却デバイスを使った「レオンポケット」だ。
 電圧をかけると熱が移動するペルチェ素子を使い、首元を直接冷やす仕組みで、バッテリーが持つ限り冷たさがへたる心配はない。専用のインナーに装着すれば目立たずに着用できるのも魅力、五輪観客や夏のサラリーマン待望の商品だったが、武漢コロナのお蔭で商機をいっしたというところか。

 ワークマン、ミズノはファン付作業着、デサントはフロントファスナーを開けたままでも冷却効果をえられる「デサント・クールJAC」、アオキは「クーラー・ベスト」と各社夏の高温対策にのりだしているが、みな一様にオリンピックの腰折れで生産調整、宣伝調整にはいっていると聞く。
 日本の夏を変えると頑張っていたソニー、果たして来年の夏まで在庫がもつか、その辺が心配である。
 「レオンポケット」ガンバレなのだ。
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2020年03月27日

夜8時の拍手

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 パリ11区シャロンヌ通りに住む友人Tomo & Yukiからのメールである。

 夜8時になるとあちこちのアパートから拍手がきこえてくる。
 お医者さん看護師さんその他大勢の医療に従事する人々への、感謝と応援の拍手だそうだ。
 拍手はアパートの中庭のあちこちからもそれぞれの想いをこめてきこえてくる。昨日の晩にはお鍋をたたく音まで加わったと書かれていた。

 ひときわ明るい窓が開けられ、立派な髭をたくわえた紳士が現われる。堂々としたテノールで「誰もねてはならぬ」オペラの歌曲が歌われる、あちこちの窓が開いてそれぞれに聴きいる。窓辺の椅子に座って静かに聞きいる老夫婦、手を振りながら乗り出してきく子供達、新婚の若いカップルも窓をあけ小鳥とともに耳を澄ましている。
 オペラ座も閉鎖され、彼の歌うべき舞台も奪われてしまった。せめて近所の人々にでも聴いてもらえたら。外にでることは一切禁止されているので、我が家の窓から天に向かって歌う。路地をへだてた向かいの人々も彼の声にききいる。窓から窓に広がるオペラの響き、あちこちの窓からの拍手は、彼の耳にはオペラハウスのアンコールに聴こえたに違いない。

 外出をするときはいちいち許可証をもって出ねばならず、それでも初日には400人のフランス人が捕まり、三日間ですでに4000人のパリジャンが捕まったそうだ。アパートに閉じ込められた二人には静かな絶好のときと捉えて過ごしている、と結ばれていた。
  パリから届いた武漢コロナの日々と、そこにあるいかにもバリジャンならではの心温まる拍手の夜のお手紙でした。
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2020年03月26日

嘉永2年お雛様の祝い膳

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 長野から長野電鉄に乗る。市内は地下鉄になっている。
 JKの賑やかなグループや湯田中温泉の女将さんでもあろうか、粋な小紋の女をよこめに久しぶりの地下鉄だった。昔は東京東急の路線を走っていたという昭和の香りのする電車である。

 善光寺下をぬけて地上にでると、そこは雪国だった。
 信州須坂にある田中本家美術館で今日は、嘉永2年3月の五代当主田中主水の初孫初節句の祝い膳の会だ。
 豪商の雛人形は京都で三井総本家のお雛様の色々を見たことがあった。青山の根津美術館では、虎屋さんの黒川家に伝わる人形展があった。
そのいずれもが日本を代表する旧家だったので、いわゆる享保雛から現代まで、娘を想う、孫を想う親のきもちが、人形のしつらえに現れ素晴らしい体験だった。
 須坂の田中本家も地方の豪商とはいえ、須坂藩最大の商家だけあってお料理の組み立ても素晴らしく、贅をつくしたお魚料理や懐石に沿った山海の珍味に舌ずつみをうった。

 なにより御当主田中宏和さんの説明が楽しく、一歩引きながらも品のある冗談を散発して楽しませてくれた。
 座敷のそとは音もなく降る雪で、雛のまつりのご馳走に雪のご馳走を重ねた至福のひとときであった。
posted by Kazuhiko Hoshino at 18:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月21日

シルク・ド・ソレイユ95%解雇

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 ラスベガスのストリップからショウのネオンが消えた。
 ショウビジネスに関わってきた身としてこんなに寂しいことはない。
 ショウを勉強するのなら先ずパリ、そしてニューヨーク、仕上げはラスベガスというのが若いころからの不文律だった。ショウ・ビジネスはそれ以外の世界には存在しなかった。宝塚、日劇、国際とこの国にもショウはあったが、ニューヨークやヴェガスのショウには比べものにならなかった。
 宝塚はキレイだったが少女趣味にとどまっていたし、日劇には世界の民族舞踊というテーマがあったが短期公演だったために採算がとれずに幕を下ろした。国際は劇場があまりに大きく、下町風な良さはレビュウから洗練さを奪った。

 現在世界のレジェンド・ショウの95パーセントを制作しているシルク・ド・ソレイユが、武漢コロナの直撃をうけスタッフ・キャストの95パーセントに及ぶ4679人を解雇すると3月19日に発表した。
 もとはカナダの火吹き大道芸人ギー・ラリベルテによって設立されたシルク・ド・ソレイユは、余りにも規模が大きくなりすぎ、現在株の持分はTPGキャピタルというジャンク・ファンドが60パーセント、中国の復星国際が20パーセント、ケベックの預金ファンドが10パーセントという株主によって運営されている。
 日本人も60人のダンサーとサーカスマン、ヴァイオリン3名、衣裳デザイナー1名が参加しているが、恐らく皆解雇されたのだろう。

 ベガスでは MGMグランドホテル(Kaカー) ホテル・ベラージォ(Oオー) トレジャー・アイランド(Mystereミスティール) ニューヨーク・ニューヨーク(Zumanityズーマニティ) ミラージュ(Loveラブ) ルクソール(Criss Angel Mind Freak Live) マンダレイ・ベイ(Mickael Jackson One)などストリップにある大きなホテルのショウをほとんど製作しているが、彼らのショウは劇場機構からすべて作り変えるため、他のショウを入れることは不可能なのだ。

 コロナのパンデミックが収まったのち、この全員解雇に近い状況からどう立て直していくのか注目したい。その時がきたら再公募してオーディションにかければいくらでも集まると考えているのかもしれない。ショウ・ビジネスの非情な過酷さが武漢コロナを機会にあぶり出され、ノー天気な日本人には代えっていい薬かもしれない。
posted by Kazuhiko Hoshino at 15:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月19日

Twitter始めました。

コロナの暇つぶしに、いつまで続くかわからないTwitterをはじめました。
どうぞよろしく。

アカウント:Hoshino.K@karuizawa321
posted by Kazuhiko Hoshino at 15:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月17日

パリからカフェが消えた

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 武漢コロナのお蔭で、パリからカフェが消えてしまった。
 パリにとつてカフェは空気そのもので、街角からカフェが消えたらパリは生きていけない。

 サルトルは「レ・ドウ・マゴ」の5階に住んでいたし、モディリアニは「ラ・ロトンド」で、ピカソや藤田嗣治は「ル・ドーム」で若い夜を費やしていた。
 Kづくめのシックなジエンヌが働くトロカデロの「カレット」も閉めている。せめて彼女たちがコロナに感染することなく、ペントハウスで静かに過ごしていてくれたらと祈るばかりだ。
 エッフェル塔もルーヴルもみな閉められて、パリは死んでいる。

 1947年にアルベール・カミュが「ペスト」という小説を発表した。
 とある医者が一匹のねずみの死体に遭遇するところから始まる話だが、その描写が武漢ウィルスに似ているというので、いま改めて反響をよんでいる。直面する死への恐怖、愛する人との別れなど、伝染病ペストを介して予期しない戦いが描かれている。
 焼け野原と化した銀座の小さな喫茶店でページをめくったことを思い出した。

 哲学という言葉はサンジェルマンのカフェときっても切れないし、モンパルナスのカフェでは20世紀の画家たちのさんざめきを想像した。
 パリのカフェにはいっぱいの歴史や文学があふれている。パリにもしエッフェル塔がなかったら、というジェンヌたちの設問があるが、それ以上にパリからカフェが消えたら、パリの人々にとってこんなに苦しい日々はないだろう。
 パリで働く若き友人、tume & yuki お二人はコロナを蹴散らしているだろうか。ちょっぴり心配である。
posted by Kazuhiko Hoshino at 12:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月16日

「満島ひかり」に蹴散らされた「檀れい」

 黄昏の地上波TVのなかでビールのCMだけが元気をたもっている。

檀れい.jpg

 ビールCMの出演者のなかで、サントリーの「檀れい」ほど女性層に受けなかったタレントはいない。
 2007年以来60本以上の作品をとったが、ことごとく不評だった。彼女が考えて演じれば演じるほどユーザーを失っていった。すべてが男受けを狙った計算ずくと受け止められ、夫の及川光博までがドツボに嵌まったオバカな俳優と評判を落とす結果を招いてしまった。
 その仕草や台詞のひとつひとつが、積極的なあざとさと受け止められて、檀れいは金麦とともに沈没した。彼女はいま松竹エンターテイメントを止め、太田プロにかわったが、有吉や指原のいるお笑いプロになじめるか、どうか、はなはだ疑問だ。
 彼女の表現の誇張は宝塚という土壌に大きな責任がある。一方的な自己顕示のみで転がしていく宝塚の演技はとても一般人の鑑賞にたえられるものではない。少女歌劇という背景があってこそのものだ。天海祐希、黒木瞳、大地真央、檀れい、紫吹淳など、みんなお多分にもれずリアルな芝居はできない。

 サントリーは檀れいに懲りて、石原さとみへスイッチしたが、中年のわざとらしさから若い自然体へというコンセプトが先行し、やたら花吹雪を散らす効果さんの大変さと石原のオーバーなアドリブだけが目立っている。

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 今いちばん光っているのはキリン新一番搾りの「満島ひかり」かもしれない。
 餃子、おでん、寿司、焼き鳥と、ビールが美味しい瞬間にだけ映像をしぼっている。男たちのたまり場屋台での飲み比べや、仕事帰りのひとり焼肉と、今のはたらく女性のリアルに焦点をあわせている。スタッフが明確なコンセプトをもっているというが大きい。
 満島の演技も自然とデフォルメのギリギリの線なのだが、彼女の個性に守られてなんとかリアルさをたもっている。この先飽きられないためには、なんらかのプラス・ワンが必要だろう。

 目隠しをして飲み比べなどという馬鹿馬鹿しさではなく、コクやキレにも頼らない、未知のCMコンセプトを見付けることが、ビールCMの明日を保証する。
posted by Kazuhiko Hoshino at 13:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする