2018年09月17日

売れている「マスコミ偽善者列伝」

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 建て前を言いつのる人々……「マスコミ偽善者列伝」 加地伸行著(飛鳥新社) が静かに売れている、という噂をきいた。加地伸行は京大をでて、大阪大学名誉教授をつとめ政治評論にも独特の眼を持っている人である。

 同志社大学の浜矩子について、400字詰原稿用紙5枚分をつかって、安保関連法案の衆議院通過を否定しているが、そこにはなんの論拠もない。ただの感情論だと斬り捨てている。彼女の「どアホノミクス」という反安倍論についても、こんな下品な人間が大学にいること自体驚きだし、安倍政権の施策に対する全面否定だけで、ではどうするかといった具体的提案はなにもない。
 落ちぶれた旧社会党、いまの社民党のなんでも反対路線、裏返せばただの無能と同じこと、と斬り捨てる。
 安倍首相が「戦後レジームからの脱却」といえば、「それは戦前の大日本帝国へ戻ること、それ以外の解釈はできない」という恐るべき単細胞な大学教員である。浜某は己の思いこみだけの感情表白にすぎず、まったく論理性がなく、井戸端会議のペチャクチャの域をでていない、と論じている。

 池上彰、小池百合子、なかにし礼、寺島実郎、福島瑞穂、前川喜平、島田雅彦、小沢一郎、鳩山由紀夫、海江田万里、立憲民主党などなど、浜矩子についで「マスコミ偽善者列伝」に名前をつらね、みな建て前だけのマスコミ芸者と切り捨てられる。

 そうした絶滅寸前の左筋ジューナリトの論調は地上波テレビのキャスターやコメンテーターに受け継がれ、電波公害を垂れ流している。
 とくに女性たちに嫌われているのは、朝日、毎日、共同といった新聞系の解説者たちだ。かってのエリート意識から抜けきらず、コメントの口調は上から目線だし、いかにもの正論といった態度でもっともらしく左翼的解説をする。こうした偽善、独善コメンテーターを一掃しないかぎり、視聴者は地上波テレビのまえから逃げ続けるだろう。
 とくにテレビ局の看板をせおって、浅薄な論を大上段に発言するテレビ朝日の社員玉川徹などは、嫌われコメンテーターのベストテン。
 さらにスポーツ業界の癒着アナと書かれた宮嶋泰子など、なんの論拠もなしにスポーツ業界の幹部擁護を言いつのる、とんでもないスポーツ業界の寄生虫といえる存在である。
 所詮、地上波のコメンテーターなんて、情報番組の尺を薄めて伸ばす希釈剤にすぎないという冷静な見方もあるが、困ったことに地上波テレビを信じ、それに憧れる情報弱者が田舎にはいる、という現実もある。


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2018年09月14日

大坂なおみという変な日本人

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 オメデトウございます。○○テレビの○○です。
 ニホンに帰ってこられて、いまどういう気分ですか?
「アァー、ネムタイ」……そりゃそうだろう、さっき羽田についたばかりで、眠くて当たり前だ。
 今イキタイトコロありますか?
「ハラジュクいきたい。」……そこらのお上りさん観光客とまったく変わらない。「ユーはなにしにニッポンへ」のほうが少しはましである。
 なにか食べたいものありますか?
「オスシ、オイシイ!」……多分彼女のいうオスシとは、サーモンとカリフォルニア・ロールのことだ。西海岸のスシは鮨ではない。
          ちなみにパリでは、足を広げて鰻を食べている彼女に遭遇した。
 インスタグラムにどんな写真をのせたいですか? 「  …… ? 」

 質問もここまでくると、女子アナインタビュアーの馬鹿さ加減は、神の領域にせまってくる。
  テニスのことはなにひとつでてこない。一般人は彼女の普段を知りたいからこれでいい、とテレ朝の上から目線・玉川徹は発言していたが、こうした地上波のオバカなスタッフによって、一般人はますますテレビから遠ざかっていくという現実をしらない。

 日本中が大坂なおみ、大坂なおみの大合唱なのだ。
 日本語がよくわからないから、答えは英語になっちゃう。 カワイイ、どこがカワイイのかよく判らない。ここ一年日本語の勉強をしているというが、日本の文化に興味がなかったから日本語の勉強をしてこなかっただけのことだろう。
 日本をどう思いますか? 「長い休暇でいるような気分……」
 二重国籍の彼女にとって、やはり故郷は西海岸であり、ハイチなのかもしれない。
 22才までには、二重国籍を解消しなければならないそうだが、いまや大勢の人間を抱えてしまった彼女には、日本人になるしか選択肢は残されていない。日本人でいれば、65吋のテレビも届くし、ニッサンGTRももらえる。
 スポンサーがすべて日本企業なのだから、スタッフを食べさせるためには、日本人になるしか方法はない。
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2018年09月12日

犬が犬に喰われる集団リンチ

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 「犬と愛犬家達の楽園」「殺処分ゼロへのチャレンジ」愛犬家にとって心地いいスローガンだった。
 滝川クリステルと小池百合子が手に手をとって「お犬様に人権ならぬ犬権を!」東大キャンパスをつかっての「アニマル・ウェルフェア・サミット」。広島神石高原にあるピースワンコ・ジャパンの「殺処分ゼロへの運動」は全国愛犬家から絶大な支持をうけ、莫大な資金が集まった。

 いま時代は、愛犬、愛猫の全盛期、家畜のもっている細菌、雑菌のはなしなどすると、露骨に嫌がられる。
 野良犬や捨て犬をすべて引き取り、里親さがしに奔走、都市部の愛犬家たちが、ふるさと納税で年間数億円の寄付をして支え、町のPRにも一役買っている、と朝日新聞には報じられてきた。がここへ来て成り行きがおかしくなってきた。
 かかわった獣医師が、ピースワンコ・ジャパンの裏の実情を暴露した。一般公開されているシェルターの素晴らしさと裏腹に、公開されていない3つのシェルターの地獄模様を訴えたのだ。

 一般には知られていないシェルターでは、9割方雑種で爪が2倍以上も伸びている犬が多く、爪切りのために押さえると反撃してくるような犬ばかり。野生化していてどうにもならない。餌も一日一回直径30cmほどの容器に20頭ほどの犬が殺到する。2千数百頭の犬が、狭い犬舎にいれられていると、ストレスの極限状況から犬同志のリンチが発生する。ひとたび犬同志の集団リンチが発生すると手のつけようがなく、いちばん弱い犬が、喰い殺される。
 毎日一頭は犬の集団リンチにあって命をおとすが、日によっては2頭殺される日もある。

 更に無残なのは不妊・去勢施術をしていないので、妊娠犬がつねにいる。昼の出産なら子犬を犬舎から取り出して保護することもできるが、夜の出産ではスタッフもきずかず、生まれた時の血の臭いで、空腹の犬たちが殺到して子犬を食べてしまう。
 翌朝散乱する肉片にスタッフは茫然とするばかり、と訴えている。過剰収容のシェルターでは日常の出来事と訴えている。

 ピースワンコとはいかにも犬を愛する社会活動と錯覚するが、裏には恐ろしいリアルがひかえているようだ。

 
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2018年09月11日

小池百合子とプラスティック・ストロー

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 政策の実行順序が判らない無知なボスをカシラに選んでしまうととんでもないことになる。
 遠くは長野県知事になった田中康夫という自己顕示欲にかたまった人がいた。いまいちばん困った知事は東京にいる。小池百合子という東京都知事である。民主主義というシステムは衆愚政治だという見本のような政治家なのだ。

 築地市場から豊洲市場への引越しを止めて、何千億の税金を無駄遣いした。「安全だけれど安心ではない」訳のわからない理屈で時間と金の浪費をし無知文盲のいちぶ都民に迎合した。
 かって鳩山由紀夫という総理大臣が沖縄で「基地は最低でも県外、策はあります」と発言して今日までの混乱の元をつくったヘイトな政治家もいた。
 オリンピックの競技会場も、小池百合子にさんざんかきまわされた。専門家がいろいろと検討して決めていたことに、ことごとく盾ついて、宮城だ埼玉だ神奈川だともちまわつた結果、すべて不可能とわかり、ただメディアに話題を提供しただけの無駄働きだった。結果、宿舎からメイン会場への道路も出来ず、駐車場すらまにあわないという体たらくに陥っている。

 失敗つづきの小池百合子が次に眼をつけたのが、プラスティックのストローだ。プラスティックの海洋投棄問題を国連が採りあげたのをきっかけに、「プラスティック・ストロー」の代替案を公募すると見栄をきった。
 広く一般からアイディアを頂戴したい。お子さんからも良いアイディアをいただいて……馬鹿じゃないか、プラスティック投棄という社会問題を考えるのに、お子さんから? 要するに耳ざわりのいいことだけを掲げて無知な親たちを喜ばせる偽善者に過ぎない。質の悪い東京都知事なのだ。まず都庁内の店舗の協力をえて、紙製ストローの実験から始めるというのだが、ついこの間までストローは紙製だったことすらご存じない都知事なのだ。

 かって「日本の割りばし」が森林破壊すると左翼メディアが大騒ぎしたことがあった。割りばしは犯罪だからと、マイ箸をふくろに入れて持ち歩くナンセンスなことが流行ったことがあった。おかげさまで間伐材を使っていた日本の割りばしメーカーはほとんどつぶれ、安くて低品質な中国産ばかりになってしまった。 かくて日本の森林は間伐もできずに破壊されつつある。

 プラスティックの海洋投棄も50パーセントは中国といわれている。
 小池知事は中国でプラスティック反対を叫んだほうがいいのではないか。

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2018年09月10日

関空という世界一のお荷物

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 陸上は混みあっているので海上に空港を作ろう、バブルに躍っているころの発想だった。
 あの頃の日本人はみんな頭のネジがすこし狂っていたような気がする。水深18メートルの海底に強固な岩盤があるから、そこに空港をつくれば絶対に安全で騒音問題も解決できる海上ハブ空港ができる。
 権威ある大学のせんせいたちが、慎重に調査してお墨付きをあたえた。こうして世界に開かれた嘘つき空港が完成した。

 以来、インバウンドの玄関として関西空港は世界にひらかれた。
 ところがどうしたことか一期島は3.4mも地盤沈下してしまった。護岸工事をいくらしても止まらない。50年にいちどの高波に備えて海面から5メートルも嵩上げしたのだが、今回の台風であっさりと破られた。
 いまでも年間6センチずつ地盤沈下はつづいている。南海トラフ地震がくれば、関空はそっくり水没するだろう、とすら言われている。
 ヤクザであれば、アタマを丸め、ユビを詰めてお詫びするところだが、権威ある大学の先生たちは、想定外だから、とケロリとしてる。

 空港へのアクセス橋はタンカーがぶつかってあっさりとずれ、使用不能となった。バックアップ用の橋はどこにも作っていない。
 設計段階のいい加減さが暴露された。一部では海底トンネル方式にすれば、航路問題も漁業権問題も解決できるという主張があったが、あっさりと葬りさられた。
 すべてはオリックスの金勘定と、無責任な権威ある先生たちのサジェスチョンが原因なのだ。

 地盤沈下の最適の対策といわれている護岸工事も、これ以上これ以上岸壁を高くすると、飛行機の車輪が引っかかって着陸できないという危機が待ち受ける。
 浸水した水も早急に排水して滑走路を乾かさないと、ウミネコが集まってきて大変なことになる。中部国際空港では2007年に一万羽以上のウミネコが集まって空港閉鎖に追い込まれたことがある。
 バード・ストライクは、巨大なジャンボすら墜落させてしまうのだ。かくして世界一の海上空港は、世界一のお荷物になりつつある。
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2018年09月07日

看板の数は味に反比例する

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 食べ物やの看板は、メニューのそれぞれによって微妙に異なる。
 上等な懐石料理やには、看板さえ出していない所がある。うちでたべたければちゃんと調べてこい、看板たよりにくるような客はいらない。
 微妙に上から目線なのだ。そうしたところが自称食通たちの琴線をくすぐる。

 近頃やたらふえた看板は、英語の看板だ。読めない奴は斬り捨てられる。パンやからケーキ屋、レストランまで横文字がならぶ。教養を誇示したいのか、それとも外人相手なのか、意外にも女子会めあてだったりする。
 軽井沢ではフランス国旗とともにフランス料理やの看板が並ぶ。イタリア国旗とともにイタメシヤが営業中である。店の名前の意味はわからないが、横文字ならばカッコいいとか、ステキといったまことに味覚オンチな若い客が次々とはいっていく。
 焼き肉やに太極旗はなびかない。中華料理にも五星紅旗はみかけない。従軍慰安婦像なら際限なく立てたがる人々だが、自国の旗には愛情がない。

 上等な店ほど看板の数は少ないし、文字も小さい。ロンポアンからセーヌに向かったアベニュー・モンテーヌあたりを歩くと、ミュグレー、ロエベ、ウンガロ、ニナ・リッチ、等々看板はみんな小さい。玄関の片方に小さく表示されているだけで、これみよがしの看板はひとつもない。そうした欧米の看板文化になじむと、日本に戻ったときびっくりする。

 軽井沢駅の改札を出て左に曲がる。
 いきなり飛び込んでくるのは、「元祖 峠の釜めし・おぎのや」である。右に「信州そば・おぎのや」左に「峠の釜めし・おぎのや」狭い一間半ほどの間口に三つもノレンの下がる立ち蕎麦やである。のれんのしたには「駅そば発祥の地・軽井沢」おぎのやが団体でおしかけてくる。よこのちいさな受渡口にもしっかりと「峠の釜めし・おぎのや」とあり、創業明治18年と仰々しい。京都にいったら、創業は応仁の乱の後とか、文化文政の頃とか、歴史認識がまるで違う。そのうえ、たいして美味くもない駅そばとあれば、看板だすのも気恥しい。駅そばで働くおばちゃんもじつに機械的で愛情がない。うちの蕎麦は美味いという心意気を感じない。しかも狭い空間に「おぎのや、おぎのや」の連呼だ。年々蕎麦の味でも改善しているのならまだしも全然変わらず、ゆるい茹で上がりの蕎麦と平均的な出汁のあじ、これが信州そばの代表とおもわれては恥ずかしい。
 看板の数は味に反比例する。
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2018年09月05日

浅間山を仰ぎ、リュートを聴く

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 台風一過…思わぬ友人から思わぬご招待をうけた。
 リュートの演奏会を自宅でひらくので、お出掛けになりませんか。軽井沢ではこうしたプライベートなサロン・コンサートがまま開かれ、大賀ホールで開かれる鳴り物入りのアーティストよりも、はるかに優れた演奏に接することができる。
 伺った別荘も天井が空に向かって弧をえがいて、音楽を聴くためにしつらえたような素敵なお宅だった。

 リュートという楽器については、30年ほど前、カテリーナ古楽合奏団のレパートリーで接したことがあった。古楽器による音楽劇風な展開で、審査員の立場だったので、細かいディティールよりテーマ展開に気をとられ、リュートについては洋梨を半分にしてネックを折り曲げた楽器ね、ぐらいの認識だった。

 リュートに再会したのは数年前、パリのオペラ座だった。ヘンデルのオペラでクレオパトラが登場した。舞台のつくりは大胆で意表をつく演出だったが、音楽は実に典雅でバロックそのものの演奏に酔った。そのアリアのなかで突然伴奏が古楽器にかわった。リュートとヴィオラ・ダ・ガンバだったが、おそらくスコアにはない演出だったような気がした。アバンギャルドな展開のなかに時代背景をくっきりと描いた楽器の登場だった。

 演奏者の名前もしっかりと伺わずにでかけたが、あとで検索して驚いた。リュートの世界の第一人者、佐藤豊彦さんだった。
 オランダ・ハーグ王立音楽院の教授もされていて、リュートは「余韻の美学、無の美学」に通じると発言されている。「無には無限の価値がある」そんなコンサート・タイトルもつけていられる辺り、茶掛けの円相にも似た哲学をもっていられる。

 「リュート奏者は楽器に向かう時間の半分をチューニングに使い、残った時間で演奏する」と揶揄されているが、今日もずっと調弦に時間を費やしていた。
 素人にはどこまでが調弦で、どこから演奏なのか、うっかりしていると判らなくなるぐらいチューニングにこだわっている。繊細でナーバスな名器なのだろうとおもわれたが、リュートのそもそもは吟遊詩人の唄の伴奏に使われたのが始まりというから、即興性にとんだ民衆楽器だったにちがいない。 歴史の時間のなかで何時の頃からか、名人上手にしか扱えない微妙さを身につけたのだろう。
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2018年09月04日

軽井沢のラウンド・アバウト

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 凱旋門の広場(いまのシャルル・ドゴール広場)に初めてたった時、中央にそそり立つ凱旋門の周りを幾重にも重なったクルマが、警笛ひとつ鳴らさずに回っているさまに圧倒された。気が付くと幾台かのクルマはその輪から離れてそれぞれの道に別れていく。アベニュー・ホッシュに、アベニュー・シャルル・ドゴールに、あるいはアベニュー・ド・シャンゼリゼーに、そこにあつまっている10本の道をそれぞれに選択して走り去る。そして広場にはいつの間にか次々とクルマが流入して、凱旋門の廻りを走っている。
 信号もなく、警笛も聴こえない静かな大ラウンド・アバウトだった。

 椿姫がパリ社交界の華だった頃、彼女が颯爽とオープン馬車にのってシャンゼリセーの大通りを行くのを、若者たちは何時かは俺があの馬車にと羨望のまなざしで見送っていた。そしてあの夢の馬車の行く道を妨害してはいけないと、ラウンド・アバウトを考えたと伝えられている。 椿姫の乗った馬車を足踏みさせてはいけない、という心の優しさからあの環状道路はできあがったのだ。

 ノルマンディーを走ったとき、その村には信号がひとつもなかった。交差点はすべてラウンド・アバウト、当然のごとく信号はひとつもないのだから、設置費、メンテ、電気代、すべて無料の金いらずなので、予算もだいぶ助かっていたことだろう。その上、十字交差道路の時代よりも圧倒的に交通事故も少なくなったと、自慢された。
 いまフランスには18000か所のラウンド・アバウトがあるという。

 さて軽井沢にもラウンド・アバウトが出来たと、過ぐる年報じられた。行ってみてびっくりした。ボアの森にある児童遊園のラウンドアバウト位のささやかなものだ。
 かって軽井沢中興の祖といわれる野沢源次郎が作った六本辻を、わざわざ壊して作ったオモチャのラウンド・アバウトだった。軽井沢駅前や旧道銀座通りの入口を整理してのラウンドアバウトだつたら少しは誇れるが、六本辻の狭苦しいところをクルクルまわっていてもあまり感心しない。

 この秋には、ラウンド・アバウト サミットィン軽井沢 とのポスターを見た。
 この町はどうしたことかプリンスホテルの片隅でやる会議が大好きで、前にはG7交通大臣会合、来年はG20エネルギー関係閣僚会合、お国の仕事に首をつっこんで、コマーシャルやら電飾看板に金をつかつている。
 より地に脚のついた会合もあると思うが、メディアによほど名前をだすのが好きなのか、世界の事情に貢献していると錯覚しているのか、いずれかなのだろう。
 ラウンド・アバウトサミットも結構だが、踊ったのは会議だけては田舎喜劇にもならない。

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2018年09月01日

あす死ぬる いのちも知らず 秋刀魚焼く

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 中国、韓国の漁船やら台湾の大型船が来て根こそぎ獲っていってしまうので、今年は秋刀魚が期待できないと伝えられ、がっかりしていたところ、突然に根室、花咲港で秋刀魚の豊漁が知らされ、とにかく嬉しい。
 港の保冷庫が満杯でどうにもならず、花咲の街ではスーパーでも魚やでも、秋刀魚を無料で配って突然の秋刀魚景気に湧いている。

 秋刀魚は冬から春にかけて餌を求めて北上し、秋になると栄養を蓄えたっぷりと太って産卵のため南下する。その通り道が北海道道東沖なので、ここで水揚げされる秋刀魚は日本一といわれている。
 この日本一の秋刀魚…高鮮度生サンマが通販で手にはいる有難い時代だ。刺身にも塩焼きにもなるピカピカの生サンマ、眼も白くくちばしの先は黄色の獲れ立て1.9s、13尾から14尾が通常6.400円のところ、大漁サービス4.780円で、クロネコ便で送られてくる。

 サンマに含まれるエイコサペンタエン酸というのが脳梗塞、心筋梗塞の予防に効くし、さらにドコサヘキサエン酸なる含有物が脳の回転をよくしてくれるというので、相方にサンマの夕食をせっつぐもなかなかに実現しない。
 妄想だけが目黒のサンマになってすこし悲しい日々なのだ。

 「煙また 味のひとつや 初秋刀魚」(狩行)
 七輪をパタパタしてのサンマの煙たさも忘れがたい。
 近頃では若い女性がテレビで、フライパンなら煙も出ないで美味しく焼けます、等ととんでもない料理自慢をしている。煙がなくてなんの秋刀魚ぞ、といいたいが、都会のマンション暮らしでは煙を楽しむこともできないのだろう。
 秋刀魚の煙も知らずになった料理人には、鬼おろしの大根の美味さも判るまい。 結局パリの日本人向け短期講習で勉強した中途半端なフレンチしかできないのだ。

 剛力彩芽のIT狂いに怒った明石家さんまも、彼女からもらったプレゼントをすべて投げ捨てたと、発言していた。
 「さんま苦いか塩っぱいか、そが上に熱き涙をしたたらせ、さんまを食うは いづこの里のならひぞや」  別れも告げず去っていった剛力の後姿にさんまは涙したのだろう。

 「あす死ぬる いのちも知らず 秋刀魚焼く」(鷹女) 
      焼くときにサンマの脂に引火することがあるので、火事にご注意を(消防庁)、おおきなお世話である。


posted by Kazuhiko Hoshino at 18:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月31日

スポーツは国を亡ぼす

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 2018・2020まであと2年
 1月……カヌー・国内トップ選手鈴木康大(32)、代表を争う相手選手のドリンクに筋肉     増強剤メタンジエノンを混入。
 2月……スピード・スケート・平昌オリンピック代表斎藤慧()、ドーピング抜打ち検査に     てアセタソラミド陽性反応。
   ……女子レスリング・強化本部長栄和人(57)による伊調整選手へのパワハラで解任     される。至学館大学の闇明るみに。
 4月……バドミントン・再春館製薬監督今井彰宏()、賞金使い込みばれる。
 5月……競泳男子・日本代表50メートル背泳ぎ金メダル古賀淳也(30)ドーピング検査     陽性反応。
   ……アメリカン・フットボール・日大チーム、対関西学院大にて危険タックル指     示、内田正人監督並びに井上奨前コーチ除名処分。
 7月……アマ・ボクシング・ もてなし強要、不法審判、暴力団との付きあいにて、終     身会長山根明(78)やむなく退任。
 8月……剣道・居合道最終最高段位八段審査において、数百万円の接待・現金収受の悪     習ばれる。
   ……体操・塚原千恵子(71)技術強化本部長、塚原光男(75)体操協会副会長夫妻による     パワハラに対し、宮川紗江(18)訴える。朝日生命広告塔への反旗か。
   ……バスケット・アジア大会派遣永吉佑也、橋本拓哉、佐藤卓磨、今村佳太、街中     での売春行為にて資格剥奪、逮捕前に団長と共にジャカルタ脱出。
   ……京都ハンナリーズ 坂本拓 窃盗容疑にて逮捕される。

 アスリートの犯罪、表に出ただけでも毎月こんなにある。裏に隠された不祥事を重ねればこの何倍もあるだろう。権力の座にすわっている上の人達から、末端の選手に至るまで、不祥事の種はつきない。
 それでも旗振り役は「アスリート・ファースト」を叫び、モラル再興の声はまったくきこえてこない。こんなことでは、反対派に「スポーツは国を潰す」とか「スポーツは国家を堕落させる」と難詰されても致し方ないだろう。

 だれか見識あるしかるべき人が、スポーツ・マンの「モラル・ルネッサンス」を掲げなければ、国民に見放されてしまうだろう。
 スポーツ界は全員ミソシルで顔ならぬゼンシンを洗って、出直せ、と言いたい。
posted by Kazuhiko Hoshino at 22:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする